クローゼットの片付け方!簡単で解りやすく、きれいにできます

クローゼットの収納に関しては、今までたくさんの本を読んできました。

古くは近藤典子さんの収納法、最近ではやましたひでこさんの断捨離、近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」などなど。
かなり影響を受けて、手持ちの「不要物」はかなり減らしたつもりです。

ですが、現在、クローゼットはいまひとつきれいになっていません。
引っ越しで収納の状況が変わってしまい、以後なんとなく収めたままになってしまっているのです。

これを何とかしたい、と常々思っています。

そんな時に見つけたのが、パーソナルスタイリストの霜鳥まき子さんがクローゼットの片付けを指南する『ESSE』2019.6月号の記事です。
タイトルは「気分が上がるクローゼットの作り方」

現在のクローゼットの状況は?どんな手順で片づけるの?

片付け前のクローゼットの状態

片付け前のクローゼット

ESSEの読者モデルさんの御自宅のクローゼットです。
あぁ、とっても親近感を覚えますね。

と、言うよりもこれ、充分「キレイ」な方だと思うのですが…

さて、霜鳥さんが提案するのは「本当に使うものだけ残して、心ときめくクローゼットにする」こと。
いつか着るかもしれないと処分しきれずにいる服を潔く手放し、「幸せ服」ばかりにすることです。

「幸せ服」とは、「着るたびに心がときめき、自分らしくいられる服」を指します。
「本当のお気に入り」と言い換えてもいいのかもしれません。
お気に入りばかりが並んでいたら、クローゼットを開けるたびに気分が上がるのは間違いありませんね。

具体的な片付け方の3ステップ

今回の片付け方法では、3段階に分けて片づけを進めます。

  1. 中身をすべて出す
  2. 「幸せ服」をセレクトする
  3. 出しやすく収納する

難しそうなことは何もありません。これならできそう…

それでは、具体的なやり方を確認していきましょう。

ステップ1:中身を全部出し、持っている洋服の量を把握する

服は全部一か所に

近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」でも、お片付けの第一歩は「自分の手持ちのモノをすべて出して一か所に集めることでした。
クローゼットからもタンスからも、とにかくすべての服やカバンを出して集めます。

次に、薄手のトップス、パーカーなど、ざっくりとジャンル別に分けます。
この時には、明らかに不要なもの以外は「いる・いらない」を深く考えなくても大丈夫です。

種類ごとにざっと分ける

ステップ2:お気に入りのコーディネートを見つけ、「幸せ服」をセレクトする

まずは、先ほど仕分けたジャンルごとに、着ていない服や不要な服を処分します。
判断基準は、今の気持ちではなく、「3年後も着るかどうか」

迷った時には、服を実際に着てみて自撮りすると効果的なんだそうです。
似た服の中から一枚だけを残すときも、客観的に見比べられるのが何よりの利点ですね。

もし、要不要を決められない服がある場合は、フタつきのボックスに入れて「保留」とします。
ただし、ボックスは一つだけにすること。
そして、1年間開けることがなかったら、中を見ずにそのまま処分するというルールを課しましょう。

ここまでで、クローゼットに残すべき服を選抜しました。

次は、季節外の服を一旦、脇に置きましょう。
そして、いよいよ「幸せ服」のセレクトを開始します。

選抜されたオンシーズンの服の中から、特に気分が上がる「幸せ服」を5日分コーディネートします。
5日分というのは、「平日のお出かけに対応する」という意味のようですが、これだけあれば確かに安心できますね。

小物も含めてセットしておくと、朝の支度にもゆとりが持てるとのアドバイスがありました。なるほど。

ステップ3:収納アイテムを使って、クローゼットに入れる

衣装ケースの配置

衣装ケースをクローゼットの中央に入れます。
両端を空けることで、丈の長い服や礼服を収納できますし、カビ対策としてもいいですね。

衣装ケースの中

衣装ケースの中には、たたんでもシワになりにくいものを、季節ごとに左右で分けて収納します。
3段の引出しなら、上段にトップス、2段目にボトムス、3段目に小物と分類しましょう。
また、収納するときはグラデーションを意識しつつ「立てて」入れてください。そうすることで、目当ての服が探しやすくなります。

クローゼットの扉の配置的に、出しにくい側があれば、そちらにオフシーズンの衣類を収納するのがおすすめです。
キャスター付きの衣装ケースを使えば、衣替えの時にも左右を入れ替えるだけで完了するので楽ですね。

その後は、クローゼットの右側に、コーディネートした「幸せ服」をつるして収納します。
もし、「幸せ服」を変えた場合は、新しいものを同じようにセットします。

次に、幸せ服以外の「シワになりやすい服」をクローゼットの左側につるします。トップスとボトムスで分けるのがいいでしょう。

完成

ここまでで、洋服の片付けは終了です。何だか速い!

ざっとイメージしてみましたが、「全部の洋服とカバン、小物類を一か所に集める」のと、「要不要を判断する」のに時間が掛かりそうなものの、それが終わってしまえばあとはちゃきちゃきと作業が進んでいくと思います。

逆に言えば、「洋服をクローゼットに戻す」手間はそれほど掛からないので、時間を服を選ぶことにじっくり費やせるのではないでしょうか。

とはいえ、時間を掛けすぎると「あれもこれも残しておきたい!」となりがちです。
そこはぐっと我慢して、「お気に入りだけを残す」ことに専念してください。

小物類の収納の仕方

この機会に、バッグやアクセサリーをはじめとするファッション小物も整理しましょう。
「厳選して残した服と上手くコーディネートできるかどうか」を、基準にして、合わないものや、もう着けないと感じたものは処分です。

保留にするなら、洋服の保留ボックスに入れます。保留ボックスは、服も小物も合わせてひとつだけを厳守します。

あとは、アイテムごとにきちんと解りやすく、選びやすいように収納します。

バッグの収納の仕方

  • 丸められるバッグ類

 

使う頻度の低い、大きなトートバッグに丸めて収納します。
収納用のバッグは1個までにした方が無難ですね。お気に入りを厳選しましょう。

  • 形がしっかりしたバッグ類

バッグストックと呼ばれる、バッグの持ち手を引っ掛けて縦に並べることのできるアイテムがあります。そういったものを使います。
ホームセンターや100均ショップ、IKEAなどで見つかると思います。

これも、バッグストック1個につるせるだけにしましょう。

ストール類

ストールホルダー

スカーフハンガーという専用のホルダーがあります。これにセットして、幸せ服とその他の服の間にかけておきましょう。

その日の服装に合うものがすぐにわかりますし、折ジワがつくのも防げるので便利です。
これもホームセンターなどで販売されています。

マフラーや厚手のストールは、クローゼット内の引出し最下段を定位置とします。
収納の際は、丸めておきましょう。シワが防げます。

アクセサリー類

きちんとしたアクセサリーボックスがあるのに、日々のおしゃれにはあまり活用できていないという人もいるのではないでしょうか。
そういう場合は、服を選ぶ過程とアクセサリー選びとがうまく連動していないのが原因かもしれません。

ウォールポケット

クローゼット近くの壁に、ポケット部が透明なウォールポケットを付けてみましょう。
中に入っているアクセサリーが一目でわかり、服を選ぶ際に、アクセサリーも一緒に選ぶことができるようになります。

ウォールポケットには色々な種類や大きさがありますので、自分の手持ちのアクセサリーの種類や量を把握してから検討、購入するのがおすすめです。

これも、ホームセンターや100均ショップなどで購入できます。

気分の上がるクローゼットを目指して

以上、「3ステップで実現できる、気分の上がるクローゼットの作り方」でした。

これは、一日あれば「幸せ服」をはじめ、厳選した洋服を残すところまでは確実にたどり着けると思います。
万全を期したいなら、予め収納ケースなどを用意したり、手持ちのものに買い足しておくのがベストですね。

私も是非やってみたいのですが…

今回のモデルケースでは、インナー類はクローゼットではなく「タンス」に収納するというのが前提でした。
私はタンスを使用していないので、この辺りをどうアレンジして取り組むかが思案のしどころです。

それに、クローゼットに布団も収納しているので、衣装ケースを入れる余裕も厳しい感じがします。

とはいえ、「幸せ服」の選抜くらいなら充分に可能ですから、まずはそこだけトライするのもいいかなと思います。
肝心なのは、「お気に入りの服だけを残す」ことですからね。

皆さんも、どうぞ挑戦してみてくださいね。




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