これであなたも扇風機マスター!お掃除方法・片づけ方・処分の仕方まで、扇風機のお手入れが全部わかります

夏の必須家電「扇風機」。

みなさんはどれくらいの頻度でお掃除していますか?

夏は毎日使うものだからこそ、プロペラの部分などにホコリが溜まりがち。

ですが、毎日お掃除しようにも、手間が掛かります。
なかなか扇風機を丁寧にお手入れする時間は取れませんよね。
うっすら積もったホコリや汚れ、ついつい見て見ぬふりをしていませんか?

そんな方にぜひ見ていただきたい、普段の簡単なお手入れ方法があります。

さらに、夏が終わるころに役に立つ扇風機の片づけ方と、扇風機を買い替えた時のために知っておきたい処分の仕方を、あわせてお伝えします。

扇風機は、定期的なお手入れをするだけで、長く快適に使うことができます。
シーズンが終わったら、そのまま無造作にしまい込むのは待ってください。
片付ける前に、更にひと手間をかけるだけで、次の年も快適に使えるようになりますよ!

これだけ知っておけば大丈夫!扇風機にまつわる3つのライフハック
  • 時間や手間を取らせない、定期的なお掃除方法
  • 扇風機をしまう時にしておくと来年までキレイを保つ片付け方
  • 新しい物の購入などで使わなくなった扇風機の処分方法

 

簡単!定期的なお掃除方法~羽根あり扇風機

Photo by Octav Cado on Unsplash

羽根のついた扇風機の場合、基本羽根(プロペラ)などの部品を分解してお掃除します。

その際に、扇風機のコンセントは必ず抜いてからはじめることをお忘れなく!
(間違えて作動しケガするのを防ぐため)

部品を外し、直接水で洗う方法もありますが、まずは洗わず簡単にできる掃除方法をご紹介します。

▶用意するもの

  • 掃除機、もしくはペーパータオル
  • 乾いたタオル 2枚
  • 洗濯用洗剤、もしくは食器用洗剤
  • 新聞紙 6枚ほど

▶掃除の仕方

  1. 新聞紙を4枚ほど床に敷きます。床が汚れるのを防ぐ目的です。
    不要と感じる人は、敷かなくても構いません。
  2. 扇風機のプロペラ、カバー、本体を分解します。
    分解したプロペラやカバーは、新聞紙の上に置いておきましょう。
  3. 掃除機を使って、部品や本体の大きなホコリを吸引します。
    本体やカバーには、細かな部品が付いていることがあるので、間違えて吸引して紛失しないようにご注意!
  4. 掃除機を出すのが大変!と感じる方は、クイックルワイパーなどの化学モップやペーパータオルを使いましょう。ホコリを逃がさないようにモップで吸着させながら、部品をふき取っていきます。
  5. バケツなどに、洗濯用洗剤・食器用洗剤(どちらか)を、水で薄めたものを用意し、タオルを1枚浸します。

    硬すぎず、緩すぎない程度に絞り、部品を拭いていきます。
    こうすることで、いつの間にかこびり付いていた油分を落とすことができます。

  6. 洗剤を浸したタオルで拭き終えたら、もう1枚の乾いたタオルで水分を吸い取ります。
    水分を拭いきれない、と感じたら新聞紙で拭くのもおすすめ。
    なお、この過程で、しっかり水分を取り去らないと、思わぬカビの原因になります。
  7. 水気を完全に拭き終えたら、外した部品を再度組み立てて、お掃除完了です!

なお、掃除の頻度としては、使用頻度の高い夏の間(7・8・9月くらい)は、2週に1回くらいのペースで行うのが好ましいです。

しかし、時間がない!という方は「分解して、掃除機などで大まかなホコリを落とす」(1~3番)だけでもやっておくと、キレイな状態を保つことができますよ。

反対に、もっとしっかり油分やホコリを落としたい、細かいところまで掃除したい!という場合は、

部品を外して、お風呂場などへ持っていき、洗剤でブラシを使いながら洗う

と細かい部分までキレイにすることができます。良ければお試しください。

簡単!定期的なお掃除方法~羽根なし扇風機

from Pixabay

羽根なし扇風機には、案外色々なデザインがあります。

ゼロ(ドアの枠)のような形のもの、細かな編み目のあるもの、しずく型のものなど…

ここでは、羽なし扇風機の代表として、ダイソンのタワーファンの簡単なお掃除方法を紹介します。

※お手元に、扇風機の説明書がある方は「お手入れの仕方」をよく読んで、説明書の指示に従って、お掃除するのが基本です。

▶用意するもの 
・ハンディモップ、もしくはペーパータオル
・掃除機
・しっかり絞った濡れタオル

▶掃除の仕方
1.ハンディモップ、もしくはペーパータオルを用意し、外側・中側と、全体のホコリを簡単に払います。

2.掃除機を使い、吸気口のホコリを吸引します。
  吸気口にはホコリが溜まっていることが多々あります。
  丁寧に、ゆっくり吸引すると良いですよ。
  この時、ついでにハンディモップで舞ったホコリも吸引しておくと、後の掃除が楽になります。

3.しっかり硬く絞った濡れタオルで、扇風機全体を拭っていきます。
  もし残った水分が気になる場合は、必ず乾いたタオルでから拭きしてください。
  (故障の原因になる恐れがあります。)
  特に吸気口は、濡れたタオルで拭かないように注意。
  全体が拭けたら完了です。

羽根なし扇風機の場合、プロペラなどの部品の分解が無い分、お掃除は楽です。
けれども、本体を直接掃除することになりますので、水拭きの際には必要以上の水分を含ませないよう、十分に注意してください。

時間がない方は、100円均一などでハンディモップを購入しておき、毎日気がついたときにササッ!と軽くお掃除するのがおすすめですよ。

その扇風機の収納ちょっと待って!来年までキレイを保つ片付け方

9月も終わりになると、夏の間、大活躍した扇風機も来年までまたお休みです。

1年近くも眠らせていると、せっかく定期的に掃除していた扇風機も次のシーズンにはホコリまみれ…そんな経験はありませんか?

もしかすると、ホコリが付かないようにするひと工夫・ひと手間をご存じなかったからではないでしょうか。

このパートでは、ちょっとした手間と工夫で、キレイを次の夏まで保つ片付け方をご紹介します。

シーズン終わりの扇風機お手入れ法

▶扇風機を掃除して、キレイにする

先程ご紹介した定期的なお掃除方法でOK。
具体的には、

  • 分解できるところを分解し、掃除機で大きなホコリを吸い取る
  • 薄めた洗剤液を含ませ、よく絞ったタオルで各パーツを丁寧に拭く
  • 乾いたきれいなタオルで各パーツをから拭きする
  • 再度組み立てる

です。

プロペラ式扇風機の場合は、少々手間にはなりますが、水洗いして細かなところまで丁寧に掃除しておくと、よりキレイに保てます。

羽根なし扇風機も、シーズンオフのお手入れの際は、普段よりも丁寧に掃除しておくのがおすすめです。

▶ホコリ付着対策をする

ここが、扇風機を1年間片付けておくのに、ホコリを付けないための、1番のポイントになります。

・洗濯用柔軟剤を使う

用意するものは、「洗濯用柔軟剤」・「乾いたタオル」の2つだけ。
 
方法は

  1. 乾いたタオルに、柔軟剤を原液のまま染み込ませる
  2. そのタオルで扇風機全体を、優しく拭く

たったこれだけです。

柔軟剤に抗菌・防臭作用があるものを選ぶと、さらに効果が上がります。

なぜ柔軟剤を使うのかというと、柔軟剤がコーティング剤代わりの役割をするためです。
たった2つの作業で、1年後までキレイな状態を保つことができるようになります!

ただし、柔軟剤を使いすぎてもトラブルの素です。
少し足りないかな、と思う程度の液を、ゆっくり丁寧に伸ばすのがコツですよ。

・ホコリ対策スプレーを使う

もっと簡単にホコリ対策をしたい!という方には、静電気を抑えて、ホコリの付着も防止してくれる、専用のスプレーを使うのもおすすめです。

扇風機専用のものでも良いですし、静電気防止スプレーを使うのでもOK。
スプレーを購入しておけば、シーズン中の定期的なお掃除でも活用することができますね。

 

このどちらかの方法で、長期収納の前にホコリ対策を行うことによって、1年後の扇風機の状態は確実に変わります!

お掃除だけでも良いですが、ぜひ少し時間をとってホコリ対策までやってみませんか?
「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちでやってみたら、びっくりするかもしれません。

▶箱やカバーに入れて収納する

扇風機を購入した際に入っていた箱、もしくは、100円均一ショップやホームセンターで購入出来る扇風機用のカバーにしまってから、押し入れなどに収納しましょう。

せっかく手間をかけてお掃除しても、むき出しのまま収納スペースにしまっては、ホコリ防止対策も効果半減です。
箱もしくは、カバーをかけてから片付けてください。
プロペラ部分を覆うだけでもだいぶ違います。

もし箱もカバーもない、という場合は、大きなゴミ袋を逆さまに被せても十分です。
使い古したシーツなどの布でくるんでおくのもいいですね。

▶分解して収納する

箱に入れて、もしくはカバーを掛けて、押し入れなどにしまうのは、それなりに場所を取ってしまいます。

もっとコンパクトに収納しておきたい!という方は、お掃除の際に分解したまま、購入時の箱に入れて収納するのもいい方法です。

ただし、もともと組み立て済みで販売されている機種などには応用できません。

古い扇風機はどうする?処分の仕方も知っておきましょう

Photo by Roy Muz on Unsplash

新しい扇風機に買い替えた時、引っ越しに伴って処分を決めた時など、扇風機をどう処分すればいいのかについても、ぜひ知っておきたいものです。

・粗大ごみ?不燃ごみ?
・どこへ持っていけばいい?
・お金はどれぐらいかかる?

など、疑問はいろいろ。

滅多に捨てるものではないため、悩むことも多いですよね。

要らなくなった扇風機を処分する方法は、大きく分けて3つあります。

扇風機の処分法
  • 自治体の粗大ごみ回収として出す
  • 電気屋さんにリサイクルしてもらう
  • 不用品回収業者へ依頼する

それぞれについて、ご説明します。

1.自治体の粗大ごみとして出す

この方法は、最も一般的とされている方法です。

粗大ごみの回収に関しては、回収する日にちやルール、料金などが自治体によって異なります。
お住まいの役所で確認や予約をしてから、処分の手続きを進めましょう。

掛かる金額は、大体200円~500円ほどでお手頃です。

前もって、廃棄する物や個数を自治体に伝えて予約をし
専用のシールを購入して廃棄物に貼ったうえで、
予約の日時に自宅の前などに出しておいて回収を待つ

という方式が多いようです。

また、自治体のごみ処分場に直接持ち込んで、処分を依頼することもできる場合があります。

ネット上の自治体ホームページで、詳しい案内がされているでしょうから、事前にチェックしてみてくださいね。

2.電機屋さんにリサイクルしてもらう

電機屋さんのうちリサイクルサービスをしている店舗へ持っていく、というのが二つ目の選択肢です。

ヤマダ電機や、ヨドバシカメラなど、全国に店舗を構えているような家電量販店では、家電のリサイクル回収をしています。
受付けできる店舗は限られていることが多いため、お近くのお店でリサイクルを受け付けてもらえるか、確認するといいでしょう。

店舗への持ち込みが必要で、掛かる金額は大体500円~2000円ほどです。

3.不用品回収業者へ依頼する

不用品を回収してくれる業者へ直接依頼して、引き取ってもらう方法もあります。

大体の相場は、2000円~5000円くらい。

掛かる金額は自治体や家電量販店に比べて少し大きいですが、面倒な手続きなどが不要なため楽さはあります。

けれども、悪質業者も存在するので、依頼する際には注意が必要です。
ネットなどで探す際には、口コミや評価などを良く見てから連絡すると良いでしょう。

扇風機の主な処分の方法は、以上3通りです。

もし、処分しようとしている扇風機がまだ十分に使える場合なら、廃棄ではなく、

  • メルカリなどのフリマアプリで出品して売る
  • リサイクルショップで買い取ってもらう
  • 自治体のイベントなどで出品する

という選択肢もあります!

廃棄処分よりも、その方がエコなことは言うまでもありません。

その際には、上の方でお伝えしたお掃除方法でキレイにしてから、次の方にお譲りするのが良いですよ。
気持ちよく譲って、気持ちよく使っていただきたいですね。

長く、そして快適に使うために、扇風機をキレイに保ちましょう!

from Pixabay

ヘビーに使うのは1年に3~4ヵ月だけの扇風機ですが、決して安いものではありません。
年々性能が良くなっていることもあり、本体価格なども高くなっていっています。

だからこそ、定期的なお掃除や収納の際のひと手間を加え、キレイに、そして安心して長く使えるようにしたいものです。

  • 扇風機の普段のお手入れ法
  • 翌シーズンに備えてのホコリ防止法
  • 扇風機を買い替える場合の処分法

今回は上記の内容をご紹介しました。

まずは普段のお掃除で、夏の主役・扇風機をキレイにしてあげてください。
夏の終わりには、いつもよりきちんとお手入れをして、また来年に備えましょう。
そして、大事にしてきた扇風機を手放すときが来たら、ルールを守ってお別れしましょう。




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