【SDGs】プラゴミを減らしたい。ジッパーバッグの素材を変えるだけでできるエコ生活

wooden board on sands

最近よく聞こえてくるSDGs。どんなことか知っていますか?

「環境問題の話題も一緒によく出るから、きっとエコとかそんな感じのことだよね。」
「プラスチックゴミの量を減らすとか言ってたかな。」
「これからの10年が大事って言ってたけど、何をしたらいいの?」
「エコってなんか難しい。手間がかかるイメージがある。」

今回はそんな疑問や問題を解決!

  • SDGsの意味。なぜSDGsが作られたのか。
  • 個人でもできることがある。キッチン道具の素材を変えるだけですぐできるエコ。

を解説します。
ゴミが多いと感じているけどどうやって減らしたらいいのかわからない、という方は必見です!

 

SDGsとは?私たちにできることを考えよう

SDGsの意味

SDGsとは、
Sustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)
の略称で、読み方はエス・ディー・ジーズです。
日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となります。

17の項目がありますが、大きく分けると以下の3つのグループに分類されます。

  • 破壊されつつある地球の環境を守る
  • 貧富の格差をなくす
  • 暴力や差別をなくし平和的な社会を築く

これらを2030年までに達成しようと掲げている国際的な目標、それがSDGsなのです。

何もせず今のの暮らしを続けていると、世界に争いは絶えず、人々には格差が生まれ、そして地球の環境はやがて生物が生きられなくなるほどに破壊されていくことが心配されています。

そこで国際的な共通の目標を作り目指していくことで、人と地球の命を守ろう、ということなんですね。

国に課された目標ですが、私たち一人ひとりにもできることがあります。

それは最近テレビなどのメディアでこのSDGsと一緒によく聞かれるようになった、海洋プラスチックやファーストフード店でのストローなどプラスチックゴミに関する問題への取り組みです。

 

なぜプラスチックはダメなのか?

海に投げ捨てられたストローがウミガメの鼻から出てきたり、魚の胃袋からビニール袋が見つかったり。
海洋プラスチックについてテレビやネットで目にする機会が増え、日本でもレジ袋の無料配布禁止など、プラスチック削減の動きが少しずつですが出てきました。

実はプラスチックは年間に生産されるそのほとんどが「廃棄=使い捨て」にされているのです。
これでは持続可能な社会の実現は不可能ですよね。

とはいえ、薄くて軽いプラスチック製品は便利。
たとえばポリ袋はスーパーで買ってきた食材を小分けにしたり、材料を入れて混ぜれば手を汚さずに調理ができたりと、すでに皆さんの生活に欠かせないものとなっているでしょう。

使うことをやめられないなら、素材を見直してみませんか。

 

シリコン製品が注目される理由

プラスチックと同じく私たちの暮らしに身近な素材の1つにシリコンがあります。
タジン鍋やお玉、ケーキの型など、すでにキッチンで使われているという方も多いのではないでしょうか。

シリコンは、

  • マイナス100度という低温から250度の高温まで耐えられる
  • 酸素や紫外線に強く劣化しにくい
  • 毒性が低く哺乳瓶の乳首など人が直接口にするものに利用できる

という特徴があります。

シリコンもプラスチックと同じく、土に還る素材ではありません。
しかし強い耐久性があるため、使い捨てにされることがほぼないという大きなメリットがあります。

土には還らないけれども、プラスチックの使い捨て問題を解決するための優れた代用品であることに違いはありません。
ゴミの量が減るということは、地球の自然環境を守ることにつながります。

今日から使い捨てのジッパーバッグをやめて、シリコン製の繰り返し利用できる保存容器に切り替えてみませんか。

 

おすすめのシリコン製ジッパーバッグ

ここからはシリコン製のジッパーバッグのブランド3点をピックアップ。
それぞれのアイテムの特徴を解説するので、ご自分の好みや用途に合うものを選んでくださいね。

stasher(スタッシャー)

アメリカ生まれのブランド、スタッシャー。

カラーとサイズ展開が豊富であることが大きな特徴です。

S・M・Lサイズと、Sよりもさらに小さなサイズの「ポケット」、マチ(底)を広くとった「スタンドアップ」タイプが販売されています。

特徴

  • サイズ:S・M・L、ポケット、スタンドアップ
  • カラー:クリア、アクア、アメジスト、ブラックなど
  • 耐熱温度:マイナス18〜250度まで
  • 電子レンジ、オーブン、湯煎調理に対応
  • 食洗器での洗浄OK
  • 水性マーカーで直接書き込みができる

 

 

サンドイッチ(M)サイズは縦18.5×横19.3センチ、容量は450mlと1番使い勝手のいい大きさです。
名前の通りサンドイッチを入れてお弁当バッグとして使うのにちょうどいい大きさです。
薄切りにしたにんじんなど野菜をカットして冷凍保存するときにもピッタリ。
3人家族ならこのサイズが保存袋として使いやすい大きさです。

 

ハーフガロン(L)サイズは縦26.1×横21.6×マチ4センチで容量は1.92Lです。
肉や魚に下味をつけて冷凍保存したり、アスパラなど長さのある食材の保存に向いています。

 

スタンドアップメガクリアはサンドイッチ(M)の底が広くなったタイプ。
縦21×横24.5×マチ11.5センチとなっており、容量が3.07Lと食材をたっぷり入れることができます。
ブロッコリーや乱切りにした野菜など、大きさのあるものを保存する場合はこちらがおすすめです。

 

最後に紹介するのはスタッシャーポケット。
サイズが11.5×9センチの小さなバッグです。
食品の保存としてももちろん使えますが、リップクリームなど薬を入れて運ぶのに向いています。
大きい袋のナッツやお菓子を買って自分で小分けにして持ち運ぶ、という使い方もできるので1つ持って多くと便利なアイテムです。

 

Zip Top(ジップトップ)

ジップトップは広くクチが空いた状態で自立するのが特徴。
スプーンや箸で食材の出し入れがしやすいため、バッグの中で調理したい人に向いています。

特徴

  • サイズ:カップ(S、M、L)、ディッシュ(S、M、L)、バッグ
  • カラー:ラベンダー、ティール、フロスト、グレー
  • 耐熱温度:マイナス30〜220度まで
  • 電子レンジ、オーブン、湯煎調理に対応
  • 食洗器での洗浄OK

 

 

ディッシュのMサイズ。縦11.5×横23.3×マチ8.8センチ、容量710mlです。
ジップトップには口が大きく開くという特徴があるので、食品の保存のほかお弁当箱の代わりに利用したり、スープの調理も手軽に行うことができます。

 

カップのショートサイズ。縦10×横15×マチ8センチ、容量は266ml。
細長い形状なのでスティク野菜を入れてそのまま食卓へ出したり、果物を切って入れておけば小腹が空いた時につまんだり、といった使い方をするのに向いています。
メイソンジャーの代わりにヨーグルトやシリアルを入れて持ち運ぶのも良さそうです。
飲み物を入れてみたくなりますが、液体を入れた状態で逆さにすると漏れる恐れがあるのでドリンクボトルとして利用することはできません。

 

Lekue(ルクエ)

ルクエはバーによって開閉するタイプのシリコンバッグ。
一般的なジッパーバッグはクチが閉まり切っていない場所から水分が漏れてしまうことがありますが、ルクエの場合はバーをスライドさせればクチ全体をしっかりロックできるのでその心配がありません。
ただしバーの耐熱温度が60度とあまり高温に耐えられないことには注意が必要です。

特徴

  • サイズ:0.5L、1.0L、1.5L
  • カラー:グリーン(バーの色)
  • 耐熱温度:マイナス60〜220度(バッグ)、マイナス20〜60度(ロックバー)
  • 電子レンジ、オーブン、湯煎調理に対応(ロックバーはいずれも非対応)
  • 食洗器での洗浄OK(ロックバーは不可)
  • 油性ペンで直接書き込みができる

 

0.5Lタイプはサイズが縦12.5×横21.5×マチ7.5センチ。
ロックバーをしっかり閉めておけば水分が漏れないので、ミニトマトやぶどうなど水に浸けておくと鮮度維持できる食べ物の保管におすすめです。

 

1.0Lタイプのサイズは縦17.5×横21.5×マチ8.5センチ。
0.5Lのものに比べて高さが5センチプラスされてるので、保存に加えて調理もしやすくなっています。
水・具材・味噌を入れて電子レンジで加熱すれば、お味噌汁のできあがり。
お椀に盛り付けて余った分はそのまま冷蔵庫で保存できるので、1人暮らしの方の作り置きにもぴったりです。

 

1.5Lタイプのサイズは縦21.5×横21.5×マチ9.5センチ。
大容量なので、肉や魚と調味料を入れて下味をつけた状態での冷凍に使用するのがおすすめ。
深さがあるため、カレーや肉じゃがなど水分の多い料理の冷凍保存も安心です。

 

小さなエコからコツコツと

プラスチック素材に変わる、シリコン製のジッパーバッグをご紹介しました。

  • 野菜や果物の保存
  • 電子レンジやオーブンでの調理
  • 旅行用のポーチ

など様々な用途に利用できるので、一度使えば「エコ以外の魅力」を知ってもらえると思います。

定価価格で販売されているポリ袋に比べれば、少し高い買い物に感じてしまうかもしれません。
しかし長く使えることを考えれば、地球だけでなく私たちのお財布にとっても優しいものであるといえますよね。
環境に優しくするということは、自分に優しくすることにもつながっているのです。

難しく考えがちですが、使うものの素材を変えるだけでエコな暮らしは実践できます。
この記事が皆さんの暮らしを見直すきっかけになれば幸いです。




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