食器洗剤で手が荒れるお悩みは、食器洗い石けんで解決!使ってみるだけの価値、ちゃんとあります

毎日3度の食事に必ずついてくるお仕事、食器洗い。

  • 冬でもないのに手荒れが治らない。
  • かゆみがあって湿疹もできている。
  • 洗剤が手肌に合わない気がする。

とお悩みの方は多いのではないでしょうか。

私もそんな経験のあるうちのひとりです。

休むことのできない仕事ですから、治りも遅くて辛いですよね。

そんな方に今回おすすめしたいのが食器洗い石けんです。

普段スーパーやドラッグストアでよく見かける食器用「洗剤」とは違い、使用されているのは石けん成分だけなんです!

なんと石けんは5,000年も私たちの生活を支えてくれているんですよ。

私も食器洗剤から食器洗い石けんへ切り替えて手荒れが起こらなくなったことで、長く使われる理由を体感しました。

では、実際に2カ月食器洗い石けんを利用した感想と、メリット・デメリットや使い方のポイントをあわせてお伝えしますね。

食器洗い石けんで手荒れが改善!洗剤の何がダメだったの?

私が食器洗剤を見直すきっかけとなったのが、「夏の手荒れ」です。

冬でもあまり赤切れもせず、手の皮膚は丈夫だと思っていたのに夏にかゆみや湿疹といった症状が出てしまいました。

「この手荒れは食器洗剤が原因では?」と思い調べてみると、疑問が確信に変わりました。

よく聞く「界面活性剤」。どういうものか知っていますか?

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お掃除が得意な芸人さんが活躍したり、以前よりもテレビなどで界面活性剤という言葉がよく聞こえてくるようになりましたね。

重曹と混ぜたり、界面活性剤といえば食器洗剤やシャボン玉の液のようなイメージがあります。

しかし実は石けんも界面活性剤のひとつです。

ただ石けん成分100%で作られていると「石けん」という表記になりますから、このことをご存知の方は少ないですよね。

私たちが界面活性剤と聞いてイメージするものは、正しくは「合成」界面活性剤です。

食器洗剤やシャンプーなど、汚れ落ちを良くするために様々な成分を合成しているということなんですね。

汚れ落ちが良い反面、肌の弱い方にとっては必要な皮脂まで落としてしまうため、

  • 湿疹
  • かゆみ
  • あかぎれ

などの肌トラブルをまねくというデメリットが存在します。

例としてジョイの成分表示を見てみましょう。

  • アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
  • アルキルアミンオキシド
  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル

といった界面活性剤が使われています。

これらの界面活性剤には、タンパク質変性作用というものがあります。

肌の表面には外側から皮脂膜保護膜と続きその1番下に表皮細胞が並んでいます。

界面活性剤のタンパク質変性作用によって表皮細胞を保護している膜が壊れると、表皮細胞に界面活性剤が直に触れてしまい、手荒れが起こってしまうのです。

たとえ肌を保護する成分であっても、表皮細胞に直接触れると炎症などトラブルにつながるのでこの膜を壊さないということが大切なのです

食器洗い石けんはなぜ手が荒れにくいの?合成界面活性剤との違いは?

先ほど石けんも界面活性剤のひとつ、と書きました。

実は石けんにもタンパク質変性作用はあります

では、なぜ石けんでは手荒れが起きにくいのでしょうか。

それはズバリ!水ですすげば簡単に落ちてしまうから!

合成界面活性剤は水で流しても肌に残りやすい反面、石けんの場合はすぐに流れていってしまうのです。

ですから肌の弱い方には食器洗剤よりも、食器洗い石けんがおすすめということになります

注意・「肌に優しい」食器洗剤について

先ほど例にあげたジョイにも使われている「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」。

これは界面活性剤の中では刺激性が弱い方なので、「手肌に優しい」といった表現が使われることもあります。

しかし石けんより手に残りやすく、また他の界面活性剤も合成されて販売されているわけです。

ジョイを実際に数カ月使用して手荒れが起きていた私としては、パッケージの裏を見て「合成洗剤」の表記があるものは注意したいと思うところです。

実際に食器洗い石けんを使ってみました。違いはどう感じた?

ではここからは、実際に食器洗い石けんを使用して感じた

  • メリット
  • デメリット
  • 使う上でのポイント 

をお伝えしますね。

使用したのは「SARAYA アラウ台所食器用せっけん」、期間は2カ月です。

食器洗剤では珍しく、フタがついたボトルになっています。

ミヨシ石鹸から販売されている食器洗い石けんもフタつきボトルですが、その理由は使いはじめるとすぐにわかりました。

洗い流しやすいのは、食器洗剤よりも食器洗い石けん

まず食器洗剤と違うと感じたのは、その洗い流しやすさ

食器洗い石けんも食器洗剤も、「5秒以上流水ですすぐ」と注意書きにあります。

しかし食器洗剤を使っていた頃は、「5秒どころか10秒以上流さないと洗剤のヌルヌルが落ちない。」と感じていました。

お皿の表面の泡が落ちただけでは、洗剤は落とし切れていないということです。

ところが食器洗い石けんでは、泡が落ちたのとほとんど同時に洗剤のヌルッとした感触もなくなります。

石けんは他の界面活性剤と違って落ちやすい、ということを実感しました。

それまで食器をすべて洗い終わったら最後によく手をすすいでいましたが、気にせず済むようになり、手荒れもしなくなりました

洗浄力はやや弱め

続いて、気になる洗浄力。
肌に優しい分、洗浄力も弱いのでは?と考えていました。

実際に使用してみると、油汚れには確かに少し弱いです。

しかしシンクに置く前にキッチンペーパーでよく汚れを落とせば、それほど気になることもありません。

普通の食器洗剤で洗っても保存容器の角に油汚れが残ってしまった、という経験は皆さんありますよね。
油汚れのついた食器や調理道具はしっかりと拭いてから洗うことで洗浄力の足りなさはカバーできます

また、ご飯茶碗やお味噌汁のお椀など、汚れの少ないものから順に洗うということもスポンジの泡持ちをよくするので覚えておきましょう。

ポイント

しっかり油を拭き取った後でも、その鍋やフライパンに水をはってお皿をつけ置きしてしまうと油が移ってしまいます。

桶でため洗いする場合も同様です。

洗い物が多いとつい鍋やフライパンの中にお茶碗を入れてしまうことがありますが、これはしないようにしましょう。

固まりやすい

キッチンをスッキリまとめるために洗剤はボトルを詰め替えて統一している。という方も多いと思います。
私も100均で見つけたかわいいボトルを使用しており、アラウの詰め替え用を購入して使いはじめました。

ところが使いはじめて1日もたたないうちにポンプのノズルに石けんのかたまりがついてしまいました。
食器を洗うたびに(ノズルをプッシュするたび)小さなかたまりが出てきます。

これは石けんが他の界面活性剤と違いかたまりやすいということ。

他に余計なものが入っていない証拠なのですが、ポンプを勢いよく押すと思わぬところへ石けんが飛んでしまうことがあるので注意です。

食器洗い石けんのボトルがフタつきになっているのは、これを防ぐためということがわかった体験でした。

ポイント

詰め替えたいけれど石けんのかたまりができてしまうのはちょっと…。

という方には、このようなキャップ式の詰め替えボトルがおすすめです。

モノトーンな色合いでキッチンをスッキリと見せることができますよ。

 

 

食器洗剤と食器洗い石けん。気になる価格を比較!

肌に優しくても財布に優しくないと継続して使えませんよね。

それでは最後に気になる価格について比較してみましょう。

 

メーカー

P&G

SARAYA

ミヨシ石鹸

商品名

除菌ジョイコンパクト

アラウ台所食器用石けん

無添加 食器洗い石けん

 

価格(税別)

168円

248円

248円

内容量

175ml

400ml

370ml

100mlあたりの価格

96円

62円

67円

(※価格は店頭調べ。2020年8月4日現在)

肌に優しい商品はお高いイメージがありますが、食器洗い石けんはとてもリーズナブルです。
安心して使い続けることができますね!

汚れを落としてくれるのに、低刺激で低コスト

これが5,000年もの間私たちが石けんを使い続けている理由かもしれません。

手肌と財布に優しい食器洗い石けんで、暮らしを快適に

Photo by Catt Liu on Unsplash

洗浄力の面ではやや合成洗剤に劣ってしまいますが、

  • ため洗いしない
  • 食器の汚れはあらかじめ落としてからシンクへ
  • 茶碗など汚れの軽いものから洗いはじめる

 

というポイントを押さえておけば、食器洗い石けんは手荒れに悩む方の強い味方になってくれます。

いつも使っている食器洗剤を、食器用「石けん」に変えるだけで、手荒れが改善するとしたら、やってみる価値があると思いませんか?

参考
手に優しい洗剤に関しては、こちらの記事にも記載しています。⇒

ベストな食器用洗剤ってどれ?ブランドによって意外と違う特色が!こだわって選びましょう

  




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