玄関から芳香剤のいい香りが漂って来ると帰宅時に癒されますよね。
また来客の方にも香りを楽しんで頂けますので、是非とも準備したいアイテムです。
せっかく配置するなら効果的に、また自分の気に入った物を置きたくなりませんか?
今回は
- 消臭剤・芳香剤を置く場所
- 玄関のニオイの原因
- 消臭剤・芳香剤の種類
- 消臭剤・芳香剤を自分で手作りする方法
についてのご説明をしたいと思います。
目次
消臭剤・芳香剤を置くのに最適な場所
消臭剤・芳香剤を使う時、適当にポンっと置いていませんか?
実は設置する場所によって、効果がだいぶ違います。
あまり効果のない所に置いていたらもったいないですよ!
消臭剤はここに置く!
私たちが感じる「くさい」臭いは足元の方から匂ってきます。
これは悪臭が空気より重いので、下の方に匂いが溜まってしまうためです。
そのため消臭剤は、足元の低い位置にセットする方が効果があります。
芳香剤はここに置く!
香りを楽しむ芳香剤は、鼻に近い位置ほど香りを感じやすいので鼻の高さに置きます。
また風の流れを利用して香りを広げるといいので、窓の近くに取り付けるのもポイントです。
もし窓のない玄関でも、できるだけ風の通り道を意識して場所を選ぶといいですね。
よって、芳香剤の置き場所は、顔(鼻)の高さに近く、風の流れがあるところ、です。
消臭剤・芳香剤を一緒に使用しても問題はありません。 消臭剤は特定の悪臭を除去するように設計されていますので、芳香剤の香りを妨げることがないからです。
玄関に悪臭をもたらす4つの原因
玄関が臭う原因は主に4つあります。
靴の臭い
靴を履いていると汗や皮脂を吸収して雑菌が増えてしまい、それが臭いとなってしまいます。
靴底などに泥が付着しているのを放置するのも臭う原因です。
また、雨で濡れたり湿気を帯びてしまっても蒸れて臭いとなります。
傘の臭い
雨で濡れた傘をそのまま玄関に置いていると、玄関が湿気で臭ってしまいます。
また、傘を濡れたまま閉じて片づけると、傘自体に雑菌が発生してそれが臭う場合もあります。
下駄箱の臭い
履いていた靴をそのまま下駄箱に入れると、靴が吸収した汗などの湿気がこもることにより臭う原因となります。
また下駄箱に溜まったホコリなどが湿気と合わさってカビが生えてしまうこともあります。
換気不足
玄関自体、防犯上の理由で長時間の換気がしづらい場所。どうしても臭いがこもりがちです。
またキッチンやトイレの換気が不十分だと、その臭いが玄関に溜まってしまう場合もあります。
玄関の臭いで気になる主なものは、以上の4つです。
また、ご家庭によっては
「タバコの臭いが気になる」
「ペットの臭いがするので、お客さんを呼ぶのをためらう」
というような場合もあるかもしれません。
原因が分かったら臭わないよう、対策をしましょう。
玄関の臭いをシャットアウトする4つの方法
靴の悪臭対策
履いていた靴はすぐ下駄箱にしまわず、半日ぐらい乾燥させてから片づけるようにします。
靴をしまう前に泥や汚れを落とす習慣をつけて、臭い防止対策をしましょう。
たまには、靴を丸洗いするのもポイントです。
傘の悪臭対策
濡れた傘は玄関の外に広げ、乾くまで干しておきます。
外に干せない場合は浴室やベランダを利用してください。
下駄箱の悪臭対策
下駄箱の中を定期的に掃除して清潔な状態を保ちましょう。
たまに下駄箱を開けて換気するのもポイントです。
下駄箱用の乾燥剤を入れるのも効果があります。
カビが発生した場合は、アルコールスプレーを使って除菌するのが効果的。次の発生を抑えることも可能です。
換気不足による悪臭対策
キッチンやトイレの換気扇を、最低でも1日1回は回します。
玄関に窓がある場合は、少し開けて換気するといいでしょう。
その時は、窓の近くにいるようにするなど、防犯対策もお忘れなく!
また、玄関のドアを少し開け、その延長線上にあるドアや窓も開けて、空気の通る道を作るよう心がけることも大切です。
これらの対策のうち、特に「換気」は、新型コロナウィルスの感染防止にも役立ちます。
この先、寒くなると、窓を開けるのがおっくうになりがちですが、できる限り換気を心がけたいものですね。
どんなタイプがお好き?消臭剤・芳香剤の種類
消臭剤・芳香剤の種類はいろいろありますので紹介していきます。
使ったことがなかったタイプのものを試すきっかけになれば幸いです。
アロマキャンドル
キャンドルに火を灯すことで、蝋に配合されたアロマの香りが広がり、芳香剤の役目をします。
香りはローズ、ラベンダーなどさまざま。
自分の好きな香りやその日の気分で選んでみるのも楽しみの一つになりますよ。
色も美しいので、並べて飾るだけでも気分が上がります。
小さなお子さんや、ペットのいるご家庭では取扱いに十分ご注意ください。
アロマストーン
陶器や石膏でできたストーンにアロマオイルを垂らして使用するものです。
アロマストーンのデザインはオシャレなものや可愛いものが多いので、インテリアにもなります。
ひとつのストーンで、複数の種類のアロマオイルを「掛け持ち」させると、純粋な香りが楽しめなくなりますし、香りをブレンドして失敗することもないとはいえません。
できれば、ひとつのオイルに対し、ひとつのストーンを使いたいところです。
幸い、それほど高価なものではありません。
アロマランプ
ランプにアロマオイルを入れて熱する部分がついており、香りを漂わせて使用するものです。
ランプにはセンサーで人に反応して点灯するものや、タイマー機能付きのものなどいろいろあります。
玄関に置いておくと冬の帰宅時や帰りが遅い時などに明かりを灯してくれるので便利です。
電気式のものが多いですが、加熱することになりますので、思わぬ火災には注意してください。
ペットや小さなお子さんのいるご家庭で使用される場合も気をつけましょう。
サシェ
いわゆる香り袋です。
紐付きのものが多いので、玄関に置く場所がなくても下駄箱や玄関ドアなどに結び付けたりして使えます。
元々は、ハーブや香料が詰められており、タンスの引き出しなどに忍ばせておくものでした。
小さな布製の袋の中に、自分好みの香水やアロマオイルを染み込ませたコットンを入れて作ることもできますよ。
ポプリ
香り付きのドライフラワーです。
百円ショップで売られているので安価にお試しできるでしょう。
かごや瓶などオシャレなものを用意するとインテリアとして楽しむことも。
スティック型消臭芳香剤
スティック状の消臭芳香剤を付属の瓶に立てて使うものです。
ビジュアル的に美しいものが多いのも特徴といえるでしょう。
詰め替えて使いますので、家に小さめの花瓶があればスティックだけを買うこともできます。
置き型タイプ
消臭剤・芳香剤が入ったケース状のものです。
多くは天面のスリットを開け、本体を置きたい場所に設置使用します。
消臭剤に香りがついたタイプのものもあり、中身もビーズ、液体、ゼリーとさまざまです。
自分のお好みで選んでください。
小さなお子様がいたり、ペットを飼っているご家庭では誤飲してしまう可能性もあるので注意しましょう
プラグタイプ
コンセントに挿して使用するものです。
比較的新しいタイプといえますね。
置き型タイプや、安価なポプリなどと比べると、少々お値段が張ります。
ですが、効果が1ヶ月以上持つものが多いこと、中身を付け替えて使用できることで、長い目で見ると節約にも繋がるといえそうです。
LEDのライト付きのものもありますので、常備灯の代わりにもどうぞ。
スプレータイプ
スプレーすることで、瞬時に悪臭を消していい香りを広げます。
持続性はないので、来客前などに少しだけ香りのおしゃれがしたい時にスプレーするといいですね。
お香
個人的に、一番活用しているのがお香です。
火をつけるので、置き場所には気をつける必要がありますが、思い立った時に気楽に使えて、そのままほったらかしておいてもいいという手軽さがいいところ。
スプレータイプと同様に、来客の少し前につけておくと、ほのかに香りが残った状態でお客様をお迎えできます。
価格帯も、100円ショップで手に入るものから、京都などの有名店の名香までより取り見取り。
お香を立てるための香立ても、和風洋風、中華風などさまざま。コレクター魂をくすぐられること請け合いですよ。
消臭剤・芳香剤を自分で作る3つの方法
身近にある物を使って、簡単に消臭剤や芳香剤を作ることができます。
今回紹介する方法は、材料別に3つです。
- 保冷剤を使って作る(芳香剤・消臭剤)
- コーヒー、紅茶、お茶の出がらしを使って作る(消臭剤)
- 重曹を使って作る(芳香剤・消臭剤)
1.保冷剤を使う方法
ケーキなどのスイーツをよく召し上がる方は、家に保冷剤がたまって困ることはありませんか?
保冷剤は、捨てずにお家の臭い取りに再利用できるんです!
用意するもの
- 空き瓶
- 保冷剤
- アロマオイルまたは柔軟剤(お好みの香りのもの)
(アロマオイルか柔軟剤はどちらかお好きな方で、ご自分が用意しやすいものをどうぞ)
作り方
- 空き瓶に常温に戻した保冷剤(瓶の8分目ぐらい)を入れる。
- アロマオイルは3滴~お好みの香りになるまで、柔軟剤の場合は40mlぐらいを保冷剤に加え、箸などで混ぜる。
これで完成です。
もうひと手間かけて、瓶の口を薄手のガーゼで覆い、周りをリボンやテープなどで巻くとオシャレな芳香剤になりますよ。
香りの素を入れなければ消臭剤になりますので、香りが苦手な方はこちらを作ってみてください。
効果の持続期間は2~3週間。
それを過ぎたら交換します。
2. コーヒー・紅茶・お茶の出がらしを使う方法
レギュラーコーヒーや紅茶などを嗜好品として愛飲される方は多いですよね。
でも毎日飲めばその分、出がらしも増え、ゴミとして捨てると意外にかさばってしまいます。
これも捨てずに、消臭剤にリサイクルしましょう。
用意するもの
- 出がらし(コーヒー、紅茶、緑茶)
- 不織布のお茶パック、小さな布製の巾着袋など
作り方
- コーヒーなどの出がらしを皿などに入れ、天日干しをして、しっかり乾燥させる。
風で飛ばされないよう、風が当たらない場所で干してください。 - 十分乾燥したら、お茶パックか小さな巾着袋などにいれる。
以上で完成です。
こちらも作成後2~3週間で取り換えてください。
3.重曹を使う方法
一番楽に簡単に消臭剤を作りたければ、重曹を使いましょう。
用意するもの
- 重曹
重曹には医薬品用、食品用、工業用と種類があります。安価な工業用でかまいません。 - アロマオイル
作り方
- 空き瓶に重曹を入れます。
目安は200gぐらい。フタはしません。 - 香りをつけたい時は、重曹の上にアロマオイルを適量(5~7滴)垂らして混ぜます。
これだけです。
作る、というほどのことでもありませんね。
効果も長めで、交換時期は2~3ヶ月後です。
消臭剤として使った後の重曹は、掃除や洗濯に使えます。
無駄がないのも魅力になります。
消臭剤や芳香剤の臭い対策をして、素敵な香りの玄関に!
要点をまとめていきましょう。
玄関の悪臭の原因は、靴・傘・下駄箱の処理が不十分なことと、換気不足からきています。
そこで、玄関から悪臭をなくし、素敵な香りを漂わせるためには、
- 消臭剤は下の方に、芳香剤は上の方に置く
- 靴や傘などの悪臭対策を確実に実行する
- 消臭剤・芳香剤は種類が豊富にあるので、自分の好きなものを選ぶ
- 身近なもので消臭剤・芳香剤を作る
ぜひ、これらを実践してください。
嫌な臭いを追い払い、自分好みの香りを玄関に広げることができますよ。
家の出入りは毎日のことなので、その度に香りに包まれて癒しの空間になるように。
そして、訪れるお客さまにも香りのおもてなしができるように、この記事を役立てて頂ければ幸いです。
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