片づけても片付けても、モノは増える一方…
もうこれ以上、お片付けのことで悩みたくない。
そんな風に感じる人への究極の解答があります。
おうちに入ってくるモノの量を徹底的に管理すること、つまり買ってもよいモノや、もらってもいいモノをシビアに決めることです。
たとえば、街で配られている広告付きのポケットティッシュや、買い物中に配布されたサンプル商品でさえ、涙をのんでお断り… ということですね。
極端に聞こえるかもしれませんが、私自身も実際にもらったティッシュをなかなか使い切れないという経験をしていますので、意外と的外れなことではないと思います。
今回は、「おうちに余計なものを持ち込まない」ことでお片付けを楽にするための、「買わないマインド」の作りかたをまとめます。
目次
モノを増やさない仕組みを作るための提案あれこれ
3回以上考える
「いつ使うのか?」「何回くらい使うのか?」「どこに置くのか?」など、異なる質問を3回以上自問自答。
そうすることで、考えるのが面倒になり、「いらないかも」と気持ちが落ち着く。
整理収納アドバイザーの中山真由美さんのアドバイスです。
「考えるのが面倒になり」というあたりがちょっぴりユーモラスで、笑ってしまいました。
でも、強烈なひとめぼれ状態の時には少し効果が弱いかも…
購入後の収納をイメージしながら買う
収納場所をイメージすることで、「買っても置けないからやめよう」と抑制心が生まれる。
置き場所が明確に浮かばないなら購入はやめましょう。
自分が買いたい時だけでなく、子供やパートナーが何かを欲しがっているときに「どこに置くの?」と問いかけるのも有効とのことです。
こちらのアドバイスも、中山真由美さんのものです。
私は、何か大きいモノを買おうと思った時に、置きたい場所にちゃんと置けるかどうかをメジャーで確認するようにしています。
インテリア用品は「サイズ」「素材」「ブランド」「コンセプト」すべてに◎がつかない限り買わない
整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーターの長谷由美子さんの信念です。
家具などのインテリア用品は、長く使うことが基本なので、特にこだわりましょう。
それが、大事に使い続けるものになるかどうかの分かれ目です。
「ブランド」や「コンセプト」に何を投影するのかは人それぞれですが、私の場合だと「薔薇の絵」や「本のモチーフ」、「猫脚の家具」が大好きなので、そういうものには点数が甘くなります。
それ以外のものは、余程のアドバンテージや緊急性がなければ見送ることにしています。
買うのは、生活の中で「不便」を感じた時
これと似たような考え方が、「あれば便利、はなくても平気」ではないでしょうか。
必要度とか、緊急性によって、買うべきかどうかを判断しましょうということですね。
また、現時点での不便さを解消するためのリサーチ、事前調査には労力を惜しんではいけません。
ネットで探し、実物を見られるものは店舗で実際に触ったり、重さを確かめたりできるとベターです。
ブロガー、整理収納アドバイザーのcoyukiさんの意見です。
大きな家具は、〝ときめき〟から1週間ガマン
これはインスタグラマーのmidoさんの方針です。
大きな家具は特に買い替えをしにくいので、心ゆくまで検討をしたいですね。
これは! というアイテムに出合っても、まずはぐっとこらえる精神力が必要です。
ネットなどで類似アイテムを徹底リサーチして比較しましょう。
1週間探してもまだ欲しくて、類似品も見つからないなら購入を検討する段階に入ります。
これくらいの慎重さが必要なのはわかるのですが、極端な話、見つけた〝ときめき家具〟がセール品で現品限りのような場合は、非常に悩ましいですね。
買っちゃうかな~、私なら。
収納家具は買わない
大胆な意見を出したのは、つっぱり棒博士の竹内香予子さんでした。
なるほど、肩書を拝見しただけで「つっぱり棒で何とかせよとおっしゃるのですね!」とピンとくるのがすごいです。
デッドスペースなど、部屋の空間に合わせて自由にカスタマイズできるつっぱり棒なら、効率よく収納空間をつくれるので大きな収納家具は不要です、とのこと。
個人的には、つっぱり棒は、どうしても何かのはずみで落下するものというイメージが強いのですが、確かにスペースに合わせてぴったりの収納ができるのは魅力的です。
買い足しNG、買い替えならOK
収納スタイリストの吉永永里子さんが、ご自身で実践している方法です。
新しいキッチン家電などの、どうしても欲しい新規のものは、今あるものを手放す「買い替え」を大前提とします。
さらに「収納場所が確保できるか」「いつどんな時に使うか」「これを使うことで、自分や家族が嬉しいか」「長く使えそうか」を考えます。
そして、自分がそのアイテムを愛用するシーンを具体的にイメージできれば、買ってよしとなるそうです。
たとえばヨーグルトメーカーが欲しい時に、まずホットサンドメーカーとの入れ替えを検討するということですね。
これはかなり迷いそうです。用途が全然違うのに…
でも、実際のところ、これだけの決意がないと、モノは際限なく増え続けてしまうということです。
アイテムごとに定数を決める
この方法は、実際に自分が使うものの量や頻度を把握していないと、難しいと思います。
欲しいと思ったら、まず買い足しが必要な在庫量なのかどうかを確認してからにします。
おうちには日用品のストックを持たず、近所のスーパーに在庫が置いてあるという意識を持つといいかもしれません。
整理収納アドバイザーの上山広美(みくろママ)さんのアドバイスでした。
これは、私も似たような感じで実践しています。
トイレットペーパーは、12巻中の残り4巻になったら買いに行く、ですとか、詰替え用洗剤をボトルに全部詰替え終わったら、買い物リストにメモしておくという具合ですね。
ひとり暮らしの場合だと、特売の時に買ってストックしておくメリットはあまりないように感じます。
買いに行った時、ドラッグストアがポイント割増デーだったらラッキー♪ くらいですね。
10パターン着回せる洋服かどうかをジャッジ
パーソナルスタイリスト、橋本ワコさんのアドバイスがこちらです。
ものすごくハードル高くないですか…?普通なの、コレ?
橋本さんによれば、
欲しいと思ったら「10コーデ作れる?」と考えるようにしています。着回しが利かないものは、買っても活躍しないことがほとんどです。
とのことです。
恐れ入りました。とてもできる気がしません。
ですが、手持ちの洋服をフルに活用することは、是非身につけるべき技術というか、教養の一環のように感じます。
クローゼットの整理に着手するときは、コーディネートのことも考えようと思います。
メインは白とグレー、色を足すのは1色だけに
こう決めているのが整理収納アドバイザーのKarinaさんです。
家具も家電も、白かグレーで統一し、差し色は花やクッションカバーなどの小物で1色だけにしているとのこと。
部屋の統一感がキープできて、無駄買いを防止できていると実感されているご様子。
すっきり見せたいのなら、それで大正解ですね。
色やスタイルには好みがありますので、これだけでは物足りないと感じる人もいると思いますが、使う色の数は3色にすると、初心者でも失敗しないカラーコーディネートになります。
自分の暮らし方を知り、不要なものをシャットアウトしましょう
収納アドバイザーの皆さんも実践している「余計なものをおうちに持ち込まないためのアドバイス」の数々でした。
まず一番最初に、自分の暮らしに必要なものの種類や数を知ることが大事ですね。
それから、「こんな部屋にしたい」というイメージも。
そして、その理想に近づくために、理想とは相容れないものをシャットアウトし、おうちに持ち込まないようにします。
ただし、この方法はお片付けの中でも上級者向きです。
不要なものを捨て終わり、自分にとって使いやすい収納を作り上げた後の、いわば最終段階となります。
キレイをキープするのに大切なマインドですね。
ダイエットでもそうですが、目標にたどり着いた後、それをキープしていくのが難しいもの。
とはいえ、キープの仕方を知っていれば、リバウンドしそうな時にも慌てずに対処ができます。
お片付けの裏技的に、覚えておいていただけると、きっと役に立つと思います。
投稿者プロフィール
- 当ブログ代表。
おうちを居心地よくするのが大好きなシングル。
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