不用品を処分したい時は、どうする?フリマアプリ、宅配買取の使い分けのこと。家事代行業者さんへの依頼もおすすめ!

新年です。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

今年ものんびりとではありますが、居心地がよく、お気に入りのものに囲まれたすてきなおうちの実現に向けて、あれこれ試行錯誤していこうと思います。

さて、年末のお掃除の過程で、これはそろそろ買い替えかな、とか、使っていないから処分しようかなと思うものが出てくることがありますね。

捨てなきゃ、と思っていても、何となく「ゴミ」としては捨てにくいものを、いつまでも持ち続けているなんていうこともありがちです。

実は私、今年を含めて3年分の注連縄(お正月飾り)をしまい込んでいました。
分類としては「燃えるゴミ」として廃棄すればいいのだと思いますが、ちょっと気が引けますから。

それを、初もうでの時に神社へ「返納」という形で手放してきました。
これだけで、気持ちもスッキリです。

破魔矢やお守りなども引き取っていただけるので、もしお困りの方はご近所の神社に「古札返却」といった表示のある一画があるかどうかを気にしてみるといいと思います。

今回は、そんな種々の不用品の処分についてです。

不用品処分の主な方法

Photo by koichi nakajima on Unsplash

  • フリマアプリ・オークション
  • リサイクルショップ
  • 宅配買取サービス
  • 寄附
  • 捨てる

フリマ(フリーマーケット)やヤフオク(ヤフーオークション)、メルカリなど、自分が不要になったものを「売る」ことは、もうずいぶん一般的になったと思います。

10年ほど前までは、ヤフオクでも「売り手」として参加するには、結構ハードルが高かったと感じましたが、メルカリが登場してからは「個人でも気楽に売る」ことができるようになりましたね。

リサイクルショップに品物を持ち込んで買取をしてもらう方法は昔からありますし、買い手との個人的なやりとりが発生しない分、気楽です。トラブルも発生しにくいというメリットが大きいです。

本やCD、ブランド品などを処分するなら、宅配買取サービスを使用するのもいいと思います。
私も何度か利用しましたが、梱包用の段ボール(希望すればガムテープも!)を送ってくれたり、着払いで発送できるなど、便利でした。

あとは、差し上げる寄付する捨てるという選択肢になるでしょうか。

大型の不用品の場合は、回収も別料金で予約が必要だったりするので、「捨てる」は最後の手段にしたいところですが、その分、片付けた後の達成感も大きいのも確かです。

ゴミとして自治体のルールに従って排出するほか、便利屋さん的なサービスに依頼して処分する方法もあります。

私はリサイクルショップへの持ち込みと、寄付以外の方法は実際に経験しました。
それぞれのサービスの使い勝手や感想などを書いていきます。

まず、「コレはどこで処分すべきか」を知る

Photo by Lukas Blazek on Unsplash

一言で「処分したい不用品」といっても、その内容は様々。

大きなもの、大量にあるもの、人気があるもの…
もし、洋陶器などコレクターがいるジャンルなら、専門的なお店に買取を依頼する方がいいかもしれません。

「手間」の問題もあります。
もし引取り先が見つかった時に、こまめに連絡を取ったり自分で梱包して発送できるのかどうか。

また、できるだけ高値をつけたいか、逆に費用が発生しても構わないかという見方もあります。
処分するのに期限を設けなくてもいいのなら、少し時間や手間をかけてでも、より高いお値段がつきそうな手段を取りたいですね。

と、いう具合に、意外と考えることが多いので、なんだか面倒になってしまうのも事実ではないでしょうか。

そこで、一番最初に最適な処分方法を選ぶところから始めましょう。

不用品の処分方法を選ぶフローチャート

処分したい不用品を、このチャートに当てはめると、ぴったりな処分方法がわかります。
考えるべきポイントは5つ。

 

ここをチェック

1.品物を「売りたい」/「処分したい(捨てたい)」

2.品物は「大きい・多い」/「小さい・少ない」

3.品物を「一点ずつ売る手間を掛けられる」/「手間は掛けられない」

4.品物は「家具などの大きなもの」/「本や服などたくさんあるもの」

5.品物を「より高く売りたい」/「値段はそれなりでもいい」

 

具体的に見ていきましょう。

「売りたい」
→「大きい/多い」
→「手間を掛けられる」 

⇒フリマアプリ・オークション

 

「売りたい」
→「大きい/多い」
→「手間は掛けられない」

⇒リサイクルショップ または 宅配買取サービス

 

「売りたい」
→「小さい/少ない」
→「より高く売りたい」

⇒フリマアプリ・オークション

要チェック
※コレクターが自分のお宝を手放すようなときは、専門店に査定を依頼するのもおすすめです。
ネット上で申し込みができるジャンルも多いですね。

 

「売りたい」
→「小さい/少ない」
→「値段はそれなりでいい」

⇒リサイクルショップ

「処分したい」
→「大きい/多い」
→「家具などの大物」

⇒リサイクルショップ または フリマアプリ・オークション

要チェック
※自治体の広報などで「譲ります」情報を発信することが可能な場合もあります。

「処分したい」
→「大きい/多い」
→「本や服など大量にあるもの」

⇒宅配買取サービス または リサイクルショップ

要チェック
※捨てる・寄付するも有効です。
また、ブランド物の服や食器などはフリマアプリやオークションの方が高値がつく可能性大。

 

「処分したい」
→「小さい/少ない」

⇒捨てる・寄付する

要チェック
※フリマアプリ・オークションを試してみるのも◎
意外なものを探している人がいるかもしれません。

おおまかな分類としては以上のようになります。

ただ、処分するまでの期日が決まっている場合は、売れるものでも処分を選択せざるを得ないこともあろうかと思います。

それでは少しもったいないので、「買い替えようかな」とか「もう使わないかな」と感じ始めたものは、早めに「売る」ための行動を起こすのが一番ですね。

使ってみたらこうだった~フリマアプリ・オークション

メルカリとヤフオクで販売経験あり。ヤフオクでは購入もしました。
今回はメルカリを使ってみての感想です。

アプリのインストールとユーザー登録は問題ありません。
日頃、普通にスマホを使っていれば難しいことはないでしょう。

個人的には、パソコンではすべての機能を使うことができないというのが残念でした。
それだけスマホが個人に強く結びついているということなのかなぁと感じますが、私にはまだそれだけの意識がないというか。

すみません、話が逸れました。

出品に関しても、「出品する物の写真を撮り、アップロードする」「商品のデータや希望金額などを登録する」だけで終わりです。

が、これが結構面倒です。

私があまりスマホを使わないことも大きいと思うのですが、ちまちま入力をするのが苦痛で仕方がありません。
とはいえ、登録しないことには始まらないので、多少頑張りました。

出品したのはアンティーク風のシールやカードです。
どうしても売りたい! というわけではないので、お値段はそれなりで。

すると、通知が来るんですね~。
「値下げしたらどうですか?」的な。

いえ、結構です。
余計なお世話です。

と思いましたが、やはり販売したいなら、価格設定を見直したり、同じ商品カテゴリーで出品している他のユーザーさんのページを見て参考にさせてもらったり、と工夫をする必要はありますね。

さて、私はここでやる気がなくなったので放置していましたが、後日、「商品が購入された」という通知が届きました。

いざ、この日が来ると、嬉しい反面、正直言って戸惑いも大きいものでした。
ちゃんと相手の方にお送りできるだろうか、という不安ですね。

ドキドキしながら購入のお礼と発送予定をお伝えするメッセージを送り、品物の発送準備をしました。
メルカリがヤマト運輸と提携している配送サービスを利用して発送です。
ご近所にヤマト運輸の営業所があるので持ち込みました。

なんと、

  • スマホに配送用コードが生成されるので宛名書き不要
  • 売上から送料を差し引かれるのでその場での会計不要

のため、営業所でコードをかざして伝票を発行したら、品物と伝票を窓口で渡すだけ

匿名配送なので、自分の住所氏名も表記されず、相手方の名前もわからない状態で、本当にこれで届くのか!? と心配になってしまったくらいの手続きです。

半信半疑で「発送しました」連絡をしました。

そりゃあねぇ、「同人誌の通販申込み時にはリターンアドレスもきっちり書くべし!」という古いオタクルールをとことん叩き込まれてる世代ですもの。

でも今は、同人誌の通販もサークルさんと直接やりとりをすることは皆無に近いみたいですね。
隔世の感というやつですな。

それはさておき、購入者さんからの受取評価もすぐに通知されました。
あれでホントに届くのね~、へ~ と感心しつつ、「ありがとうございました」の評価をつけてめでたく取引終了、となったわけです。

ところで、「売上金」は「メルペイ」にプールされます。
現金として銀行口座に移したい場合には、「銀行振込申請」をする必要があり、振込手数料が差し引かれます。

また、システム手数料として販売商品の設定金額の10%が、メルカリ便を利用して発送した場合にはその送料も差し引かれます。

販売件数が少なかったり、単価が低いものを出品する場合などは、予想よりもリターンが低いと感じる可能性はあると思います。

とはいえ、出品した商品が売れるまでは手数料ゼロなのはありがたいです。
それに、発送場所もヤマト運輸の営業所の他、コンビニや郵便局を利用可能なのもいい。

もうひとつ、いざ取引中にトラブルに遭遇しても、メルカリが間に入ってくれるという安心感はありますね。
個人的には、ここが一番怖いところなので。

欲を言えば、パソコンからの利用がスマホと同レベルに便利になれば嬉しいのですが、これは難しそう。

総合的に見て、使ってみるだけのことはあるサービスだと思いました。
ユーザーが多いのも納得です。
一度使ってみてはいかがでしょうか。
もし、勝手がわからなければ、「購入者」から始めてみるのも良さそうです。

使ってみたらこうだった~宅配買取サービス

本やCD、ゲームは宅配買取サービスを利用して処分した経験があります。

利用したのはブックオフオンラインブックステーションと明輝堂です。
いずれもネット上で申し込みができ、必要なら宅配用の段ボールなどを送ってくれるので「売ろう!」と決めたらスムーズに作業を進めることができます。

段ボールに売りたいものを詰めたら、運送会社に集荷を依頼するだけなので、重い荷物を運ぶ必要もありません。

少し面倒に感じたのは、

  • 組み立て前の段ボールが宅配ロッカーに入らない大きさなので、直接受け取る必要がある
  • 本人確認書類を返送したり、アップロードするなどの必要がある

ことです。

明輝堂では料金が現金書留で送られてきたので、それを受け取るという手間がありましたね。

補足
今調べてみたところ、明輝堂は昨年6月に事業終了。現在は駿河屋が引き継いでいるとか。知りませんでした。
ちなみに駿河屋での買取は、店舗持ち込みオンリーのようです。

それはさておき、買取の依頼から査定、商品の発送まではどこもスムーズでした。

一番気になるのが「査定」でしょう。

まず、自分の希望金額以上になることはない、と考えた方がいいです。
むしろ、お値段のつかないものもたくさんあることを覚悟する必要もあると思います。

それに、送った一点一点に対し、これはこのお値段で…と教えてもらえるわけでもないので、モヤモヤは残るかもしれません。

補足
現在、ブックオフオンラインでは、値段のついた品物の明細をサイト上から確認できるようです。
私が利用した時は、本が何点でいくら、CDが何点でいくらと印字されたはがきが後日届きました。

もし、査定金額に納得ができないという場合には、その意思表示をすれば送った商品は手元に送り返してもらえます。
とはいえ、一部だけの返送はできず、サービスによっては返送料を負担する規約になっているので、返却を依頼する意味はほとんどないかと思います。

「どうしてもこの金額で!」という希望があるなら、面倒でもフリマアプリやオークションを介して自分で販売しましょう。
実際にその希望金額で売れるかどうかは、また別の話だとは思いますが。

けれども、「確実にモノを減らしたい」なら、宅配買取サービスはとてもおすすめできます。

申込み、箱詰め、集荷依頼は全部自分のペースで作業が進められますし、一度買取の実績を作れば二度目以降は本人確認のステップも不要になります。
リピーターなら、買い取り額を若干上乗せしてもらえる特典があるお店もありますよ。

そして、お値段がつかない商品でも、そのまま処分をお任せできるというのが非常に大きいんです。

箱に詰めて送った分は、確実に手元からなくなります。
自分でゴミ袋に詰めて、ゴミの日にゴミ集積場まで持って行く手間がなくなるんです。

もちろん、まるっきりのゴミを送り付けるというわけではありません。
ですが、「こんな古い本だから、多分お値段はつかないだろうな…」と思いつつ箱に入れるのは自由。

考えてみると、これは相当すごいことだと思います。

もし、不用品の処分を検討しているのなら、宅配買取サービスから始めてみるのがいいのではないでしょうか。

補足
手放したいアイテムが、コレクション的なものなら、その分野の宅配買取サービスを調べてみるのがおすすめです。
売る立場としては、専門店の査定が一番。

使ってみたらこうだった~便利屋さんの不用品処分サービス

私は引っ越しに際して、ベッドや大型の本棚、ダイニングテーブルとイスやブラウン管テレビなどを処分しました。
これを「粗大ごみ」として自治体の回収に出すのは無理だったと思います。

自分の部屋から出して、エレベーターに載せて1階まで下ろし、さらに回収地点まで運ぶなんて女性一人じゃムリムリ。
もしかすると、男性でも難しいのでは…?

家族や友人に協力を求める方法もありますが、万が一、何らかのアクシデントで怪我をさせてしまうなんていうことが起きたら大変です。

そんなリスクは絶対に避けたいという理由もあり、プロにお願いするのが一番という結論に達しました。
依頼したのはベンリーさんです。チェーン店(フランチャイズ?)ですね。

時々ポスティングのチラシが入っていたことや、地元情報誌に紹介記事が載っていたこと、そして何より、店舗の位置を知っていたので、安心してお願いできました。

手順としては、

  • ネット上で大型家具やテレビの処分をしたいという依頼を行う
  • 訪問してもらい処分品の査定と処分日時の打ち合わせをする
  • 作業日当日に処分品の確定、搬出作業とお支払いを行う

という具合でした。

一度、実際に処分したいものを見てもらって見積もりをしてもらう必要がありましたので、スケジュールには少し余裕を見ておいた方がいいですね。

また、引っ越しに伴う作業ということもあり、追加で処分する品物が生じた場合にはある程度融通は利きますよ、と事前に申し出て下さったのは非常にありがたかったです。

もし、私と同じように大型の不用品をまとめて処分したいと考えている場合、作業当日に追加が出ても大丈夫かどうかを前もって聞いておくと安心かもしれません。

物が少なくなって、空間が広くなるのを目の当たりにすると、突如「もっと広くしたい!これも処分しようかな!?」という衝動に襲われるかもしれませんので。

搬出作業を引っ越し当日、引っ越し業者さんが来る前に設定したのもいいタイミングだったと思います。

ベッドは当日まで使いましたし、使い慣れたダイニングテーブルで簡単な朝食も摂りました。
ただでさえ、ひとりで引っ越しをするという慣れない体験を前にして緊張していましたから、前日に処分をしていたら、調子がくるってしまったかもしれません。
やはり、事前の計画というか、スケジューリングは大事だなと感じた経験でした。

困ったことは特に何もありませんでした。
一番大変だったのが、ベンリーさんにお願いしようと決意することと、実際に依頼したことです。
精神的にハードルが高かったというか。これは私の性格上の問題ですね。

ただ、自分一人では本当に無理な作業でしたし、処分するしかないと追い込まれた状況だったので、なんとか思いきれたと思います。
思い切ってやってみたら、案外簡単でした。

処分したい大型のものがたくさんあって、自分一人では粗大ゴミに出すのも難しくて放置しているような状況なら、思い切って代行業者さんに依頼するのが一番です。

まずは「処分する」という決心。そして実行するのが大事!

Photo by Fabian Grohs on Unsplash

以上、不用品を処分するときの方法やおすすめ、そして私が実際に経験した感想でした。

私の場合は、「引っ越し」というのっぴきならないイベントを迎えたせいで、処分する気などなかったダイニングテーブルなどの大物家具を捨てることになったのですが、いい経験になりました。

ですが、まずは「もう読まない本」や「着なくなった洋服」などをメルカリや宅配買取サービスなどで売ってみる、というのが不用品を処分する第一歩のような気がします。

ただ処分するだけよりも、何かリターンがあった方が楽しいですから。

もちろん、自分で持ち込めるようなら、直接リサイクルショップで買取依頼をするのもいいですよね。
その際は、運転免許証などの身分証明書類を持って行くこともお忘れなく。

とにかく、「これはここで売る(処分する)と決める」こと、そして「決心が鈍る前に実行する」ことです。

1月のうちに、何かコレというものを手放してみませんか?
私はもう注連縄を処分したので目標達成です。
…と言いたいところですが、使っていない食器などを来月の不燃ごみに出せるように準備しようと思います。




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