忙しい人専用、3時間で必ず終わる大掃除法!ゴールデンウィークの飛び石連休に挑戦したい

年末の大掃除は、場所や作業をちょこちょこ区切って作業しました。

でもこれだと、モチベーションが続かなかったり、「ここは今回パスしてもいいや」という怠け心が出てしまうのも確かです。

特に外回りや窓のお掃除。寒い時期は、正直言って億劫。
そんな理由もあって、私の場合「窓とベランダの大掃除」はゴールデンウィークにずらすことが多いんです。

さて、年も明けてつらつらと今年のカレンダーを眺めたのですが、今年のゴールデンウィークは4月にはお休みらしいお休みがないという、かなり残念な並びなんですね。

これをどう過ごせば有益か… と考えたら

「ゴールデンウィークに、窓も含めてもう一度大掃除をすればいいんじゃない?」

という結論に達したわけです。

しかも年末に読み損ねた『ESSE』の1月号に掲載されていた大掃除特集が、とても役に立ちそう。

題して「プロが教える 絶対に3時間で終わる!忙しい人専用お掃除術」
オリジナル洗剤にも自分の名前を関するプロ、茂木和哉さんの記事です。
これは期待大。

目次

素早く大掃除を終えるための大原則

まず、3時間で大掃除を終わらせるためのポイントを知っておきます。

茂木流大掃除の極意

  • 洗剤と掃除グッズの力を引き出すべし
  • 使い捨てグッズを活用すべし
  • ホコリは絶対に濡らすべからず

以上が時間短縮のために必要なことです。

つまり、

ということを心掛ければいいわけです。

そういえば、今までホコリの箇所も構わず水拭きしていました。
これは今後気を付けようと思います。

掃除グッズを揃えるなど、事前の準備も必要ですね。

それから、「茂木式3時間大掃除」では

掃除する箇所を5ヵ所に絞り、同時進行をする

ので、手順をメモしたり確認しておくのも重要になりそうです。

ただし、一般家庭の汚れのほとんどを占める

  • 油汚れ
  • 水垢汚れ
  • 菌(カビ)汚れ

それぞれに、効果的な方法で対処するため、作業時間はぐっと縮められるのだとか。
家事は段取りですからね~。

3時間大掃除で使用する洗剤と掃除グッズ

揃えておくべきアイテムは以下の通りです。

  • 塩素系漂白剤
  • 塩素系スプレー
  • 酸素系漂白剤
  • アルカリ性スプレー
  • クレンザー
  • マイクロファイバークロス
  • トイレ掃除用シート
  • ハンディワイパー
  • 柄付きスポンジ
    (またはフローリングワイパー+ペーパータオル)
  • 変形歯ブラシ

その他

  • ゴム手袋
  • マスク
  • ビニール袋
  • 中性洗剤
  • ラップ
  • ペーパータオル
  • スポンジ
  • 新聞紙
  • ウェットシート
  • 粘土用のヘラ

を必要に応じて使用します。

必須アイテムのうち、「変形歯ブラシ」というのは見慣れませんね。

これは、使い古しの歯ブラシの一部を変形させて作るものです。


マグカップの中に注いだ熱湯に歯ブラシを差し込んで力を加え、ブラシ部分の下付近を曲げて角度を付けます。
こうしたほうが、軽い力で汚れを落とせるのだとか。

角度がついたお掃除用の使い捨てブラシそのものも、売っているのを見た覚えがありますので、そちらを利用するのもいいと思います。

3時間大掃除のスケジュール

具体的な作業と目安時間は以下の通りです。

作業開始

キッチン
五徳を洗剤液に漬けおきする(5分)
換気扇フードとシロッコファンの油汚れを落とす(25分)

トイレ
便器に塩素系スプレーを吹き付ける(5分)

バスルーム
天井と壁を掃除する(20分)
カビやぬめりに塩素系スプレーを吹き付ける(5分)

ここまで1時間

トイレ
便座、壁、床の汚れを落とす(20分)

バスルーム
吹き付けておいた塩素系スプレーをシャワーで洗い流す(5分)

キッチン
排水口に塩素系スプレーを吹き付ける(5分)
コンロ回りをアルカリ性スプレーで拭く(5分)
五徳のコゲ付きを落とす(15分)
シンク、蛇口回りをみがく(5分)

5分休憩

ここまでで2時間!

窓ガラス・サッシ
窓ガラスとサッシの汚れを落とす(30分)

玄関
ホコリ、手垢汚れを落とす(15分)

バスルーム
鏡や蛇口の水垢、排水口の汚れを落とす(15分)

これで3時間!終了です。
途中で5分の休憩が入っているところが嬉しいですね。

それにしても、あっちこっちに移動して作業をするので、手順を間違えないかどうかが少し不安でもあります。

実践する際は、メモを書いて冷蔵庫にでも貼っておくつもりです。

場所別・詳細掃除手順

キッチン

1.五徳を取り外してビニール袋に入れ、酸素系漂白剤に1時間ほど漬けおきする

ビニール袋は二重にして破れるのを防ぎます。
酸素系漂白剤は、40℃~50℃のお湯5リットルほどに溶かすと効果大です。

2.換気扇フィルターとシロッコファンを取り外す

ゴム手袋をつけて作業しましょう。
円形のシロッコファンは、外す際に工具を使う必要がある場合もあります。

3.中性洗剤と変形歯ブラシで換気扇フードを洗う

フィルターに40℃~50℃のお湯をかけながら油汚れをゆるませます。
中性洗剤と変形歯ブラシで細かい部分の汚れを落とたら、スポンジで全体を仕上げ洗いをするとベターです。

4.中性洗剤と変形歯ブラシでシロッコファンを洗う

シロッコファンも、フィルター同様お湯で油汚れをゆるめながら洗います。
湯温は50℃~60℃の、少し高めがおすすめ。ますます油が落ちやすくなります。
熱いので、ゴム手袋を使うのをお忘れなく。

※もし、ファンの油汚れがひどいようなら、プラスチック製のカードや粘土用のヘラを使うと便利。しっかり汚れをかき出しましょう。
歯ブラシを使うのは、その後で。

この後はトイレの掃除です。

バスルームの塩素スプレーを洗い流してから、キッチンで次の作業に進みます。

5.五徳を漬けおき袋から出し、排水口のパーツに塩素系スプレーを吹き付ける

漬けおいた洗剤液を流したら、排水口パーツやキッチン小物をシンクに並べます。
その上に塩素系スプレーをまんべんなく吹き付けて、10分ほど置きます。

※泡あわ状態になるくらい、たっぷり吹きつけるのがコツです。
もしにおいが気になるならうえからラップで蓋をしましょう。

6.換気扇やコンロ回りの油汚れをアルカリスプレーで拭く

壁やコンロ回りに洗剤を吹きつけてさっと拭いた後、仕上げに水拭きをします。

※アルカリ性洗剤は、前もって洗剤容器ごと40℃~50℃のお湯に漬けて温めておくと、効果がアップします。

7.五徳のコゲ付きをヘラで落とす

漬けおきでゆるんだコゲ付きを、粘土用のヘラでこそげ落とし、スポンジで洗って仕上げます。
五徳の掃除が終わったら、キッチンの手順5で塩素系スプレーを吹き付けておいたパーツ類を、水でしっかり洗い流します。

8.クレンザートラップでシンクや蛇口の水垢を落とす

四角形に折りたたんだラップにクレンザーを付けてみがきます。
ステンレスの目に沿ってみがいてくださいね。

※蛇口回りは、ラップをひも状にしてこするように洗うと効果的です。

これでキッチンのお掃除は完了!
そして5分の休憩タイムです。

休憩後は窓ガラスとサッシのお掃除に入ります。

バスルーム

トイレに塩素系スプレーを吹き付けた後、バスルームの掃除を始めます。

1.マスクと手袋を着け、窓があれば開ける。

刺激の強い塩素系漂白剤を使うので、しっかり予防します。
窓がない場合でも、洗面所のドアなどは開けて空気が通るように気を付けましょう。

※前日の入浴後に、シャンプーやボディタオルを外に出しておくと、大掃除にすぐ取り掛かれます。段取り、大事。
イスや風呂おけは、お掃除対象なのでそのままでOKです。

2.塩素系漂白剤を100倍に薄め、天井と壁にサッと塗る

水に対して1%の塩素系漂白剤を入れた洗浄液を作ります。
柄付きスポンジを洗浄液に浸し、天井⇒壁の上部⇒下部の順に塗りつけて、乾かします。

※液をつけすぎると顔や体にかかる危険性があります。ごく少量を、さっと塗るのがコツです。

柄付きスポンジの代わりに、フローリングワイパーとペーパータオルを組み合わせて使う方法もあります。

3.カビやぬめりが気になる部分に、塩素系スプレーを吹き付ける

バスタブと壁のすき間、バスタブの下部分、イスや風呂おけなどは裏返してしっかりスプレーします。
このまま20分ほど置いておきます。

ここまでで1時間。
次はトイレのお掃除パート2に進み、それが終わったらまたバスルームの続きに入ります。

4.塩素系スプレーを吹き付けた部分をシャワーでしっかり流す。

ここは丁寧に洗い落とすのが重要です。
もし汚れが落ち切っていない箇所があれば、スポンジや変形歯ブラシでこすりましょう。
その後、1時間以上換気を行います。

バスルームでの次の手順は、3時間大掃除のラストの作業になります。
キッチンのお掃除に移りましょう。

玄関のお掃除が済んだら、いよいよこれが最後の手順となります。

5.排水口のパーツに塩素系スプレーを吹きつけ、少し置く時間を利用して鏡やカランをみがく

排水口のパーツをの軽い汚れをシャワーの水圧で流し、その後塩素系スプレーを吹き付けます。
たっぷりスプレーすることと、しばらく置くのはキッチンでの作業と同じです。

また、鏡やカランをみがくのもキッチンと同じように、四角く折りたたんだラップとクレンザーを使います。

最後に、洗剤を洗い流して終了。

これで3時間大掃除の工程がすべて終了となります。

窓ガラス・サッシ

休憩後に取り掛かるのが窓ガラスとサッシです。
終盤の山場といった感じですね。乗り越えましょう。

1.網戸を外し、掃除機で砂やほこりを吸い取る

室内に新聞紙を敷き、その上に外した網戸を置きます。
網戸に密着させるように掃除機をかけて、砂とホコリを取り去ります。

大原則の、「ホコリは濡らさない」を実行するわけですね。
でもこれ、難易度高すぎない…?

一度、業者さんに網戸の張り替えを依頼した経験があるんですよ。
マンションの大規模修繕工事に合わせて、格安で引き受けてくれた代わりに、自分で外して受付けまで持って行き、後日張り替え終了後に自分で取り付ける必要がありました。

これが、もう大変だったのなんのって。
一番大変だったのが、網戸を持ってエレベーターに乗ることだったんですが、まぁ単なるお掃除ならその必要はありませんね。

ですが、網戸を外し、室内に入れてお掃除し、付け直すのって…
ちょっと女性一人ではやりたくない作業ですよ~。

実践するときは、「網戸は濡らさず、ホコリとゴミをから拭きする」くらいで何とかしたいと思います。

2.マイクロファイバークロスを電子レンジで温める

水に濡らして絞ったマイクロファイバークロスをお皿にのせ、電子レンジで加熱します。
目安は500Wで2分ほど。
これで洗剤なしでもお掃除効果がアップし、洗剤を使う必要もなくなるのだとか。

これは初耳! 是非試してみたいです。
小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心ですね。

3.温めたマイクロファイバークロスと乾燥したものを両方使い、窓ガラスの内側を拭く

加熱したクロスを利き手に持ち、窓ガラスの内側を上から下に拭いていきます。
それと同時に、乾いたマイクロファイバークロスをもう片方の手に持ち、から拭きします。

コツをつかむまで少し難しそうですね。
ですが、手垢汚れはこれでスッキリするとのこと。

※コの字を書く要領で拭いていくと、拭き残しが少ないのでおすすめですよ。

4.ウェットシートで窓ガラスの外側を拭く

使い捨てシートで上から下まで拭き、マイクロファイバークロスでから拭きします。
特に洗剤は使わなくてもいいようですが、汚れがひどい場合は窓拭き用の洗剤を使いましょう。

私は少し窓掃除をさぼっているので、ここはしっかり頑張るつもりです。

5.変形歯ブラシを使ってサッシを掃く

サッシが乾いた状態で、乾いた歯ブラシを使って「掃く」ようにこすってホコリを集めるのが最大のポイントです。
くれぐれも濡らさないこと。

ホコリを集めたら掃除機で吸い取るのが一番簡単ですね。

※窓ガラスの外側を拭く時に洗剤を使う場合は、サッシが濡れてしまう可能性が高いと思います。
この場合は、先にサッシのお掃除を済ませておくといいかもしれません。

6.サッシをウェットシートで拭く

ホコリを掃き終えたサッシをウェットシートで拭き取って仕上げます。
ウェットシートで窓の鍵の部分も拭くと完璧です。

これで3時間大掃除の手順はすべて終了となります。

トイレ

キッチンで換気扇フィルターやシロッコファンの掃除を終えた後、トイレ掃除に入ります。

1.便器に塩素系スプレーを吹きつける

塩素系の洗浄剤は刺激が強いので、手袋とマスクを着けて作業します。
便器内とノズルなどの汚れが気になる部分に、しっかりスプレーしてしばらく置きます。

その間にバスルームの掃除に取り掛かります。
トイレに戻ってくるのは、バスルームの天井や壁の掃除が終わり、塩素系スプレーを吹きつけてきた後です。

2.ハンディワイパーでホコリを落とす

棚や窓枠など、でっぱりや凸凹部分のホコリを落とします。
水洗タンクの背面や、ウォシュレットの電源コードもさっとお掃除しましょう。

3.トイレ用掃除シートで便座や壁、床を拭く

普段忘れがちな、便座と水栓タンクの間や、蓋の接続部分も拭くとスッキリします。

4.蛇口回りをクレンザーとラップでみがく

キッチンやバスルームで行ったのと同じ要領です。
みがいた後は、水で洗い流してから拭きします。

これでトイレの作業は終了です。
この後は再びバスルームの掃除に取り掛かります。

玄関

窓ガラスとサッシの掃除を終えた後は、玄関を一気にきれいにします。

1.ハンディワイパーでホコリを落とす

シューズボックスの上や、飾ってある小物などのホコリを払います。

2.棚や床、、インターフォンなどをウェットシートで拭く

払い落したホコリや砂ぼこりを拭き取ります。
ドアの外側のインターフォンや表札、新聞受けなどもあわせて掃除しましょう。

3.電子レンジで加熱したマイクロファイバークロスでドアを拭く

窓ガラスの掃除と同じように、暖めたマイクロファイバークロスを使ってドアを拭きます。
取っ手回りや鍵の部分もお忘れなく。

これで玄関は終了です。
次にバスルームで最後の工程に移ります。

3時間大掃除の工程を眺めてみると…

キッチンのシロッコファンや、バスルームの天井など、普段はおそらく手を付けない部分が盛り込まれているのがいいなと思いました。

これぞ大掃除!

ですが、居室部分の細かい部分(たとえば照明器具のホコリを落とすとか)や、洗面所の掃除、ベランダなど、省かれている部分もあるのかなと感じたのも確かです。
他に掃除したい箇所があれば、別にスケジューリングした方がよさそうですね。

とはいえ、3時間でこれだけの箇所を一気にきれいにできるのであれば、やってみる価値はあると思います。

ゴールデンウィークに実行するつもりなので、今から歯ブラシをためておくことにします。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です