窓、エアコン、トイレの掃除法!大掃除の前に慌てない。一か所5分、10分の小掃除で年末の忙しさをラクにする

いよいよ今年も残すところあとわずか。
何かと忙しくなってくる上に、大掃除のことが頭をかすめるシーズンでもあります。

日頃、一応は掃除をしているつもりなのに、いざ年越しとなると大掃除をしなきゃという気持ちになるのは、日本人の生活習慣に深く根付いているんでしょうね。

なんにせよ、掃除をしておうちをきれいにするのは素晴らしいことです。頑張りましょう。

ただ、あれもこれもと忙しいのにお掃除だけにかまけてはいられませんよね。

そこで、今回はおそうじ本舗の技術責任者・尾崎真さんの教えてくれる「一か所5分・10分の効果的な掃除法」を学びます。
『サンキュ!』2019.12月号の掲載記事です。

個人的に、『サンキュ』の年末のおそうじ特集は毎年楽しみ。
できるだけ実践しています。

11月中から始めたい小掃除リスト・リビング&トイレ編

まず、ちょこっと掃除をする場所と所要時間です。
優先順位の高いところですね。

今回は場所をリビングとトイレに絞りました。
キッチン・お風呂・玄関は別のエントリにします。

所要時間 5分

リビング:窓(1枚)
リビング:網戸(1枚)
リビング:サッシ(1枚)

所要時間10分

リビング:エアコン
トイレ

窓掃除は、一度に全部やろうとすると案外時間がかかるものです。
おっくうになって、ついつい後回しにしたりやらなかったりということになりがちなんですよね。

大掃除の時期は寒いということも、なかなか手を付けたくない気持ちになる原因だと思いますし。

ですが、こうしてガラス部分、網戸、サッシと分け、さらに1枚ごとに片付けていくことで、短時間でもパパっと掃除ができます。

窓1枚が5分できれいになるのなら、ちょっと頑張って2枚やろうかなという気にもなりますしね。

とにかく、やれそうなところを一か所でもお掃除するのが大事です。
終わったらメモをしたり、作っておいたリストにチェックするなどして成果を確認できるようにするとモチベーションが上がりますよ。

小掃除で使う基本の道具と洗剤

  • 古タオル
  • マイクロファイバークロス
  • ナイロンタオル

 

  • 歯磨き粉
  • アルカリ電解水

 

  • サッシブラシ
  • スポンジ
  • 割りばし
  • 段ボール
  • 定規

その他、トイレ用洗剤など家にあるものを使用します。
また、アルカリ電解水も含め、ほとんどのものは100円ショップでも手に入ります。

アルカリ電解水を使用するのは、洗浄力が高く、油汚れなどもするっと落とせる上に、二度ぶきが不要で手間いらずだからです。
家じゅうのあちこちで使えますので、一つ持っていると便利ですね。

リビング-窓(5分/1枚)の掃除手順

※窓掃除は、上半分と下半分に分けて進めます

1.コの字型に拭く

古タオルにアルカリ電解水をたっぷりスプレーし、窓の上半分を上からコの字を書くように拭く

アルカリ電解水を直接窓ガラスにスプレーすると、垂れて筋がついてしまいます。
タオルにスプレーして拭くのはそれを防ぐためです

2.素早くから拭きする

アルカリ電解水の水気が乾く前に、マイクロファイバークロスを使って素早くから拭きする

乾く前に拭くのが最大のポイントだそうです。
とにかく手早く、ですね。

窓の下半分も、同じ手順で繰り返します。

私は今まで、

台所用の中性洗剤を薄めた洗剤液を窓にスプレー
水で濡らしたスポンジでこすりつつ、洗剤液を落とす
スクイージ(水切りワイパー)で水気を切る

という具合に窓掃除をしていました。
これはこれできれいになります。

リビング-網戸(5分/1枚)の掃除手順

1.段ボールを網戸の外側に当てて掃除機をかける

掃除機のヘッドの幅と同じくらいの長さの正方形な段ボールを用意する
段ボールを網戸の外側に当てて、室内側から段ボールに掃除機をかけて砂ぼこりを吸い取る

こうすれば効率的にホコリを吸い取れますね!
でも不器用な私には、掃除機の扱いが少し難しそう…
それ以前に、掃除機を持っていません。

2.ナイロンタオルと古タオルで網戸を挟んで拭く

ナイロンタオルと古タオルを水でぬらして固く絞る
網戸の外側をナイロンタオルで、室内側を古タオルで挟むようにして拭き上げる

両方ナイロンタオル、もしくは古タオルではだめなのか。
逆ではだめなのか、と今ひとつ意図がわかりませんが、時間がなければ水拭きだけでも何とかなりそうな気がします。

むしろ、日頃からちょこちょこ水拭きをしていれば、掃除機をかける必要もないのでは… とすら…

リビング-サッシ(5分/1枚)の掃除手順

1.掃除機で吸う

掃除機のすき間用ノズルを使って砂ぼこりを吸い取る

※サッシはぬらさずに掃除を進める

たぶん、普段掃除機をかけるときにサッシのところまで吸っておくともっと楽なんでしょうね。
私はついついサッシをぬれ雑巾で拭いてしまいがちなので、今後は気を付けたいと思います。

2.ブラシで汚れをかき出す

固くなった汚れをサッシブラシでかき出す
汚れが多い場合は、掃除機で吸い取りながら進めるとラク

3.定規に古タオルを巻きつけたものでこする

水でぬらして固く絞った古タオルを定規に巻きつけたものを、サッシに差し込んで拭く
窓枠の横の部分も、同じように定規で拭き掃除をする

窓枠部分の掃除は、なかなか行き届かないところです。
こうして作業すればよかったんですね。参考になりました。

最初から最後まで、水で濡らすことはしないというのも知りませんでしたので、読んでよかったです。

リビング-エアコン(10分)の掃除手順

※作業の前にエアコンの電源プラグを抜いておく

1.掃除機でホコリを吸い取る

フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取り、フィルターを外す

今、自分の部屋を確認したのですが、エアコンのプラグがどこにあるのかわかりませんでした。
作業の時には、配電盤でブレーカーをオフにすればいいですね。

2.フィルターの裏から水をかけて洗う

フィルターは、裏側からシャワーの水をかけると汚れがよく落ちる。
固いホコリなどがこびりついている場合は、表から使い古しの歯ブラシでこすり落とす

少し考えればすぐにわかることなのですが、エアコンのフィルターって表側にホコリや汚れがついているわけですよね。
そこで、水をかけるなら裏側から。
汚れを落とすには表側をこすればいいのです。

でも、多分、今までは意識していなかったと思います。ちょっと反省。

3.フィルターをタオルで拭き、しっかり干す

古タオルでフィルターの水分をしっかり拭きとったうえで、室内もしくは日陰で干して乾かす
完全に乾いた後、エアコン内に取り付ける

フィルターを湿ったまま本体に戻すと、カビの原因になるそうです。
これも知りませんでした。
エアコンを作動させると、空気が当たって乾くものだとばかり…
知らないって怖いですねぇ。

4.本体を拭く

割りばしにペーパータオルを巻きつけたものを作り、お湯でぬらして吹き出し口を拭く
本体はマイクロファイバークロスでから拭きする

本体の拭き掃除には、アルカリ電解水を含め、洗剤を使わない方が無難です。
プラスチックが劣化するためとの理由です。

さて、個人でのエアコンのお手入れはフィルターと本体のみに留めておいた方が安心です。
エアコンの内部は、構造が複雑なため、専門の業者さんに依頼すると間違いがありません。

エアコンの清掃を依頼する場合、年末が近づくにつれて予約が困難になっていきますので、できるだけ早く予約するか、思い切って時期をずらして年明けにする方がいいですね。

トイレ-トイレ(10分)の掃除手順

1.タンクの受け皿をこすり洗いする

スポンジに歯磨き粉をつけ、受け皿と水栓をこすり洗いする
トイレの水を長し、手洗い用の水ですすぐ

ここは普段あまり掃除しない部分ではないでしょうか。

この記事では歯磨き粉を研磨剤として使用していますが、もしおうちにあるなら重曹の方が効果があるかもしれません。
メラミンスポンジで軽くこすってもいいと思います。

2.便器の黒ずみをこする

便器についてしまった黒ずみは、割りばしの先でこする
トイレ用洗剤をかけ、トイレブラシでこすり落とす

割りばしを使って、汚れに傷をつけるような感覚でこすればいいようです。
あまり固いものでこすってしまうと、陶器に傷がつきますのでご注意ください。

3.汚れがひどい時はペーパーでパックする

こすっても落ちない汚れがある場合は、便器内にトイレットペーパーを敷き詰め、トイレ用洗剤をかけて5分以上置く
ペーパーを水で流してから、再びトイレブラシでこする

年季が入った汚れの場合、なかなか落ちないことがあります。
こういうときは、一度にきれいにしようとせずに、何度も繰り返し掃除をするのも手だと思います。

4.壁と床を拭く

古タオルにアルカリ電解水をスプレーし、タンクの周り、床、壁など全体を拭く
壁は下の方に汚れが飛び散っているので、下の方を重点的に拭きましょう

手順はここまでです。
汚れがそれほどひどくない場合は時間もあまりかからないでしょう。
その分、作り付けの棚や電球周りなどもちょちょっと掃除しておくといいですね。

ちょこちょこ掃除をしておくと、大掃除も怖くない

Photo by Onur Bahçıvancılar on Unsplash

年末になると、仕事が忙しくて大掃除をする気力も体力もない…

私を含め、そんな状態になってしまう人も多いと思います。
でも一人暮らしなら、自分が掃除しない限り、おうちはきれいになりません。
一度、プロにお任せしたいなという気持ちもあるのですが、結構心理的なハードルも高いんですよねぇ。

それはともあれ、大掃除ができないようなら、ちょこちょこ掃除の積み重ねで乗り切りましょう。

一か所につき5分、10分のおそうじを繰り返すだけで、全然違ってきますよ!
特に、窓周りのおそうじは、寒さが本格的になる前がチャンスです。
早速今から始めてみませんか?




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