【実践】冷蔵庫のまるごとお掃除にチャレンジ!実際にやってみてわかったことと感想

今回はクロワッサンの2019.12.25号に掲載されていた冷蔵庫掃除の実践編です。

特別に用意する道具がなく、既にあるものだけでできることと、「1時間でできる」という謳い文句が非常に魅力的でした。

冷蔵庫は普段からちょこちょこきれいにしているつもりですが、中に入れているものを全部取りだしてのお掃除となるとなかなか気軽にはできません。

ですから、大掃除の対象として「しっかりお掃除できた!」と達成感を得られる場所でもあります。

達成感があると、次のお掃除も頑張ろうというモチベーションアップにつながるので、いいんですよね。

さて、作業はどんな感じに進んだでしょうか。

冷蔵庫まるごとお掃除を実践

作業開始は10時でした。
1時間でお掃除が完了するなら、終了予定は11時ですね。

棚板やドアポケットなどを洗う必要があるので、まず、準備段階として洗いカゴは片づけておきました。

手順1.賞味期限切れのものを捨てる

捨てる対象になったのは2点。

チキンタンドリー用のミックススパイス、ヨーグルトについていたフロストシュガーです。

ミックススパイスは食材のお取り寄せをした時のおまけで、今月初めに期限が切れていました。

急激に悪くなるものではないので、使おうと思えば使えるのでしょうが、まぁ作らないから使わずに期限が切れたわけで…廃棄です。ごめんなさい。

フロストシュガーも悪くなるものではないと思いつつ、捨てる機会を逃していました。
今日でお別れです。

手順2.冷蔵庫内の現況を撮影する

お掃除が終わった後に、食材を素早く元に戻せるよう、どこに何が入っているかを確認するための写真です。
今回はあくまでお掃除なので、モノの位置は動かしません。

冷蔵室・ドアポケット

それにしても、こうして写真を撮ってみると、自分の食習慣を客観的に見られますねぇ。

冷凍室

野菜室

手順3.保冷バッグに食材を移す

私は生協に加入していて、ほぼ毎週食材などを配達してもらっています。
その関係で、発泡スチロールの保冷箱があるため、食材の一時保管に使いました。

あまり難しくないでしょう、と気楽に考えていたのですが、これが意外。
食材をすべて取り出して保冷箱とエコバッグに詰めるまでに30分もかかってしまったのです。

これは本当に予想外でした。

なぜこんなに時間がかかったのか考えてみたのですが、特に理由も思い当たらないんですよね。
箱に詰めるのが難しかったのは、開封済みの牛乳くらいだったと思いますし。

強いて言えば、食材の量、特に冷凍のものが多かったのかな…

これでも、クリスマス&年末年始の帰省に備えてかなり量を減らしていたつもりなので、少しショックでした。

既にこの段階でへこんでしまったのですが、冷蔵庫から食材を出してしまった以上、お掃除は続けなくてはなりません。

手順4.空になった冷蔵庫の内部を撮影する

この手順が必要なのかどうかは少々疑問でしたが、一応マニュアル通り実行です。
後々考えた結果、省いてもいいのではないかと思うに至りました。
理由は後述します。

手順5.棚とドアポケットを取り外す

いよいよ、実際の作業に取り掛かります。

棚を外すのは難しくありません。
ドアポケットも、

ドアポケットは、握ったこぶしで、下からとんとんと叩き上げるような感じにすれば外しやすくなります。

という記述に従って比較的簡単に外せました。

が、かさばる! んですね、これが。

シンクに棚板を積み上げ、ドアポケットを並べたらもういっぱいいっぱいです。

チルド室の引出しはコンロの五徳の上に、冷凍室の棚板はコンロ前の床にタオルを敷いて仮置き。
さらに冷凍室をまるごと引き抜いたら大変な状態に… 狭いです、ハイ。

その上、まだ野菜室が残っています。
かろうじて棚板は外しましたが、野菜室の本体(?)は洗うのをあきらめてしっかり拭くだけにしました。

この状態も、想定外でした。
そして、そのためにウロウロして余計に時間を食った気がします。

ここまでで開始からほぼ1時間。
う~ん、さすがに1時間で冷蔵庫をまるごとお掃除は難しかったか…

けれども、もう後戻りはできません。
続けるしかないのでした。

手順6.外したパーツを洗う

本来は、外した山盛りのパーツ類を洗っていくところです。

ただ、洗い上げたパーツを置いておくスペースがない
お風呂で洗う?それも面倒。

と、いうわけで手順を一部入れ替えることにしました。

手順7.冷蔵庫の内部を掃除する

まず内部をきれいにしておき、そのあとパーツを洗ってざっと水気を拭いたら、もうそのまますぐに冷蔵庫に戻してしまうという作戦です。

棚板がなくなった冷蔵庫は、拭き掃除がしやすくてよかったです。
デコボコした部分も、ドアの取っ手も、マイクロファイバークロスで丁寧に拭きました。
水(お湯)拭きで充分きれいになったと思います。

今回特によかったのが、パッキンを掃除できたことです。
「クロワッサン」誌で読んだ通り、冷凍室の上部のパッキンが一番ホコリがたまっていました。

また、全体で一番汚れていたのも冷凍室でした。
基本的に空っぽになることはない場所ですし、掃除もしにくい箇所だと思います。
冷凍コーンの粒がコロコロとたまっていて、ちょっと恥ずかしかったですね。

ちなみに、私は製氷機能を使っていません。
今回は空っぽのタンクを取り外して拭いただけです。
製氷機のお手入れは、市販のクリーナーを使って別の機会にした方がいいと思います。

冷蔵庫内部の拭き掃除は、難しいこともなくスムーズに進みました。

手順8.アルコールスプレーで除菌する

これは今回、パスしました。
単純に、アルコールスプレーを切らしていたためです。

どうしても、ということであれば薄めた漂白剤液で拭くという方法もありましたが、目算より時間がかかっていることに対する焦りも…

そこで、さっさと手順6+9に移ります。

手順9.棚やドアポケット、食材を戻し入れる

外したパーツを洗い、ざっと水気を拭いたら順次冷蔵庫内に戻していく作戦です。

棚板やドアポケットの洗浄は難しくありません。
それほど複雑な形ではないですし、油汚れでベタベタということもなく、すっきりと汚れを落とせます。

また、棚板もドアポケットも、手順4で撮った写真を見ることなく、取り付けができました。

実はドアポケットを違う段に付けようとしたところ、なかなか入らない

→あれ?もしかして違ってる?

→段をずらしたらすんなり入った

ということがあり、間違ったところに取り付けようとすると、うまく入らないようにできている、ということを強く感じました。

それに、よくよく見ると、ドアポケットのデザイン自体も、微妙に上下で違っていたりするんですね。
なるほど、よくできてる! と感心しました。

そんなこともあり、食材を取り出した後の撮影は必ずしも必要ないかなという見方です。

ところで、パーツの中で一番汚れていたのは、調味料を保管しているドアポケット…

ではなく、野菜室の引出しでした。

他の場所では見かけない黒ずみの汚れが気になります。
心当たりのない汚れですし、こすっても落ちませんでした。

そこで、この引き出しだけは、しばらくキッチン用の漂白剤に漬けおきをすることに。

結果→
漂白剤でもきれいに落ちなかったので、最終的にはメラミンスポンジでこすってようやく少し薄くなったかな、という程度です。
なんだろう? もしかして黒カビ?

その間に、どんどん食材を戻していきました。

ここまでで開始後、約1時間半です。

発泡スチロールの保冷箱+保冷剤でも、アイスクリームはやわらかくなりかかっている気がしました。
もう少し手早く作業をするか、保冷剤の配分を工夫するか、対策を考える必要がありそうです。
それから、やっぱりこのお掃除は、夏にはやらない方がいいですね。

ともあれ、食材を冷蔵庫に収めたら一安心です。
少しホッとしながら次の手順に進みます。

手順10.冷蔵庫の上部をきれいにする

今の住まいに引っ越してきてから丸2年が経ちました。
この間、冷蔵庫の上部はお手入れしてません。

どんなに汚れているか、ドキドキしながらイスに乗って見てみると…

あれ? キレイじゃん。

素でそう思いました。

ゴミが付着しているわけでもありませんし、ホコリだらけという感じもしません。

ですが、マイクロファイバークロスで拭きはじめてわかりました。

これ、確かに油汚れです!

そうは見えなくても、ベタベタして引っかかる感じ。
なるほどねー。

確かにガスコンロの真向かいにありますし、換気扇が吸い込み損ねた油の粒子がくっついちゃったりするんでしょうか。

それから、ホコリも確かに積もっていました。

幸いなことに、それほど頑固な汚れには育っていなかったので、お湯拭きを何度か繰り返したらスッキリ落ちて一件落着です。

クロワッサンの記事では「汚れ防止のためにラップを貼る」、というワザも紹介されていましたが、ウチでは大掃除のタイミングでお湯拭きをすれば良さそうな感じがします。

11.冷蔵庫の下部をきれいにする

ここはパスです。

実は、引っ越し前からドレン受けのカバーの調子が悪く、一度外したら自分では元に戻せないかも… という懸念があります。

引っ越しの際、冷蔵庫を運んでくれたお兄さんも、外れたカバーを苦労して付けてくれていたのを覚えています。

ダメ。ムリ。

と、いうわけで、できる範囲ですき間にお掃除道具を差し入れて拭くに留めました。

手順12.外面を水拭きした後、から拭きする

側面にマグネットで留めてあるメモなどを一旦外し、ゆっくり拭きました。

水拭きはタオル、から拭きはマイクロファイバークロスという使い分けをするとのことでしたが、私はどちらもマイクロファイバークロスを使用しました。

逆に両方をタオルで拭いても、それはそれで特に変わりはないと思います。

これで、冷蔵庫のまるごとお掃除(多少簡略版)は終了です。
掛かった時間はおよそ2時間。
12時少し過ぎの完了で、目標を1時間オーバーしてしまいました。残念。

冷蔵庫のまるごとお掃除に取り組んでみた感想

食品を保冷箱に詰めるという、予想外のところで時間を食ったのが一番の盲点というかつまずきでした。
まさか、こんなところで…

冷凍庫の中身が余程減っていないと、保冷剤も保冷箱(バッグ)も結構たくさん必要になるかもしれません。
まして、冷蔵庫と野菜室にも多くの食材が入っているとパニックになりそうです。

冷蔵庫のお掃除をする、と決めたら、実行日に向けて確実に食材を減らしていくというスケジューリングが必要だと思います。

或いは、一度に冷蔵庫のすべてをお掃除するのではなく、「冷凍室なら冷凍室だけ」、「野菜室だけを完全にきれいにする」など、エリアごとに分けるべきですね。
これなら、春や秋でも取り掛かりやすくなると思います。

冷蔵庫の上や下、そして外側なら季節を問わずお手入れができますし、お掃除しなきゃという気持ちのハードルも低くなっていいかもしれません。

もう一つ、棚板やドアポケットなどのパーツが本当にかさばるということを予想できなかったのがうかつでした。

冷蔵庫の外せる部分って、案外多いんですね。
野菜室自体が取り外せるようにできていたということ、私は今回初めて意識しました。
えぇっ? もしかして、これ、外れちゃうの? という驚きよ… 15年使っているのに…

そして、このことも、エリアごとに分けて掃除をした方がいいのではないか説につながります。

かさばるものを、一度にまとめてたくさん洗うよりも、何回かに分けた方が効率がいいように思うからです。

けれども、今回、初めて冷蔵庫を上から下まで(簡略ヴァージョンとはいえ)お掃除してみたのは、いい経験になりました。

慣れてきたら、時間ももっと短縮できると思いますし、今後も冷蔵庫をきれいに保つように工夫したいです。




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