突っ張り棒はもっと活用できる!賃貸物件でも安心して使える収納アイディアと正しい取り付け方

突っ張り棒を使っていますか?
どんなことに使っていますか?

私が突っ張り棒を使っていたのは、カフェカーテンを掛けるためでした。
北側の図書室の採光が物足りなかったので、レースのカーテンは掛けず、代わりに丈の短いカフェカーテンを窓の幅いっぱいに渡していたんです。

それはそれで気に入っていましたが、他の用途に使おうとは思いませんでした。

カフェカーテンくらいの軽いものならともかく、少し重いものを掛けると、突っ張り棒ごと落下するという印象が強かったからです。

今回、『MART』の2019.11月号を読んだところ、その認識が一変。
色々なところで突っ張り棒を使いたくなりました。

意外と知らない突っ張り棒の正しい取り付け方と、注意点

まずは、突っ張り棒の正しい取り付け方からです。

長さを調整する

パイプをくるくる回しながら、取り付けたい場所の幅と大体同じ長さにします。
数センチ長くするのがコツです。

突っ張り棒を押し込みながら壁に取り付ける

伸ばしたパイプの細い方を壁に当て、押し縮めながら水平になるよう反対側も上げていきます。

今まで、細い方を後から持ち上げて調節していたような気がします。
そちらの方が微調整が利きそうな感じがするんですよねぇ。

ですが、どうやら間違いだったようなので、今後はちゃんと細い方から先に取り付けることを覚えておきます。

垂直かどうかを確認する

壁に対して垂直になっているかを確認して、突っ張り棒の取り付けは終了です。
図鑑など厚めの本を当てればわかりやすいようですね。

今までは、これもできていませんでした。
だから、きちんと取り付けたつもりが実は歪んでいて、少し余計な力が加わったらすぐに落下してしまっていたのかもしれません。
これも、今後はちゃんとチェックします。

知っておきたい、突っ張り棒使用時のNG

突っ張り棒は、幅が合えば、どんな風に使っても大丈夫というわけではありません。
やってはいけないことがありますので、それを覚えておきましょう。

同じ方向にたくさん使わない

突っ張り棒を何本も同じ方向に設置すると、接地面に突っ張る力が強く作用します。
壁の間が広がってしまうこともあるので、避けなければなりません。

実はこの記事を読むまで、突っ張り棒を複数使うという発想がなかったので、非常に驚きました。
そうか、そういうこともあるんだ…

と、いうことは、突っ張り棒の力はかなり強力なものだと考えることもできますね。

「動くもの」を壁にしない

冷蔵庫などの家電や家具。
重くてしっかりしたものなら、突っ張り棒をセットしても大丈夫のように思えますが、やはり動く可能性があるので、いずれ外れてしまう原因になるとのことです。

もし地震が来た時にも、壁に設置した場合よりも落下する可能性は高いでしょう。

突っ張り棒をつけるのは、壁と壁の間、もしくは引き出しの内側など、しっかりと固定されてところに限ります。

突っ張り棒一本でできる、意外な使い方

キッチンペーパーホルダーとして

ロール状のキッチンペーパーの置き場所に困っているなら、是非試したいアイディアです。
専用のホルダーはもちろん市販されていますが、「ロール状のキッチンペーパーにしか使えない」というのは、かなりデメリットだと常々思っていました。

その点、突っ張り棒なら、長ささえ合えば他の用途にも転用できます。
これは素晴らしい。

しかも、それほど重いものを掛けるわけでもないので、100円ショップで売っているもので十分というのも嬉しいところです。

布類を支える支柱として

ランチョンマットやふきんなど、布ものを立てて収納することができれば便利だなと思うことがありますよね。

突っ張り棒を縦に使うことで、ちょっとした支え役にすることができます。
たった一本あるだけで、軽いものなら立てて置けるように!

可動式の棚板に設置する場合は、棚板が動く可能性があることに注意する必要があります。
できれば下は固定棚、上は可動棚でも常に重いものが収納されているような場所に付けるのがいいかもしれません。

ちょっとした収納を兼ねたディスプレースペースに

使える場所は限られてしまいそうですが、突っ張り棒を使ってこんなこともできるんですね。


空間の高さを活かして、小さなグリーンをハンギングにしたり、おしゃれなワイヤーピンチで鍵を保管できるようにするのはとてもいいと思います。

ポストカードを飾ったり、オーナメントを吊るすこともできますので、季節に合わせて、ちょっとした模様替えを楽しむにも最適なスペースにもなりそう。

黒い突っ張り棒があることも初めて知りました。
おまけにワイヤーピンチも含め、100円ショップのアイテムだそうです。スゴイ。

あえて突っ張らないという選択肢もあり

扉や壁面にフックをつけ、そこに突っ張り棒をバーとして掛けるという使い方もあります。

S字フックやワイヤーピンチなどを使って、タオルを掛けたりメモを挟んだりと、収納にもディスプレーにもマルチに使える場所ができますね。

それにしても、突っ張り棒を突っ張らない、というのは本当に逆転の発想だと思いました。

突っ張り棒を複数使って、収納スペースを作る

複数の突っ張り棒や、他のアイテムと組み合わせて新しい収納スペースを作ってしまうアイディアです。

収納スペース自体の少なさや、引き出しの中などがうまく仕切れないという悩みを解決できそう。

靴箱の下に簡易棚を作る

靴箱の下にスペースがあるなら、是非試したいのがこれ。

突っ張り棒を、二本平行に渡すだけで、普段履きのサンダルなどをさっと片づけられる新しい棚ができます。

玄関の床の掃除もしやすいので、一石二鳥です。

ちょっとした遊びやスポーツの道具も置いておけそう。スポーツクラブに持って行くシューズやタオルなどを前もってセットしておけば、出掛ける直前に取り出して持っていけると思います。

オーダーメイド感覚のフライパン整理棚を作る

今回、一番凄いと思ったのがこのワザです。

突っ張り棒を、金属製のブックエンド、家具や家電を固定する耐震用ジェルパッドのふたつのアイテムと組み合わせることで、手持ちのフライパンをきっちりと収める収納スペースを作れるというものです。

原理は簡単なのですが、まさに「その発想はなかった!」と思いました。
市販のフライパンホルダーも売ってはいます。

が、このワザには

  • 自分の持っているものに合わせて作れるところ
  • 持ち物のサイズが変わっても調整できるところ
  • 使わなくなったらばらして、別の用途で再利用できるところ

という複数のメリットがありますよね。

フライパンを置くのにちょうどいい位置を探すのに手間取る可能性はありますが、作り方そのものは難しくありません。

1.最初に、ブックエンドの幅に合わせて突っ張り棒を2本取り付けます。
フライパンがぐらつかずに置ける位置を確認しましょう。

2.ブックエンドに耐震ジェルパッドを貼り、突っ張り棒の間に置いていきます。

3.入れたいフライパンの厚みに合わせて間隔を調整します。

これだけで、取り出しやすく片付けやすいフライパンの居場所の出来上がり。

もう下になっているフライパンを取り出すために上のものをどける手間がなくなりますね。
(ウチのことですよ…)

さらにもうひとつ、引き出しの上に突っ張り棒をさらに二本取り付ければ、フライパンのフタを収めておくスペースとして活用できます。

フライパンのフタって、使わない時はどこに置いておけばいいのか迷ってしまいますが、これでフタにもちゃんと居場所が作れます。

突っ張り伸縮棚を使ってみる

オーブンレンジの天板、どこに収納していますか?
どうも置く場所が見つからなくて、オーブンレンジの上に直接載せたままなのですが、できれば片づけたいと常々思っています。

ウチもこんな感じです

ですが、天板のように少し重いものを載せられるようなスペースが欲しい場合、突っ張り棒では少し力不足な場合があります。

そんな時に選びたいのが「突っ張り伸縮棚」
あらかじめ複数の突っ張り棒を組み合わせてあるタイプだと考えればいいのでしょうか。

使い方は突っ張り棒と同様、取り付けたい位置に棚を入れ、ぴったりの幅に伸ばして固定するだけ。

耐荷重が10㎏もあれば、大抵のものは安心して載せることができますね。
それに、お値段も75~120㎝対応型で800円程度(平安伸銅工業)と、案外お手頃

また、突っ張り伸縮棚は、引き出しの中を仕切るのにも重宝します。

たとえば、深さのある引出しにゴミ袋や排水口用のネットなどの消耗品を収納している場合、積み重ねてしまうので下のものが見えにくい場合がありますよね。

そんな時に、突っ張り棚を縦に入れて仕切りを作ると、倒れやすいビニール袋類も立てて解りやすく収納することができるようになります。

これは、突っ張り棒二本でも代用できるかなとは思いますが、棚の方がよりしっかりと支えてくれそう。
浅い引出しの場合には突っ張り棒を使えばいいですね。

突っ張り棒の使い方は色々。使う価値あり!

今回の記事、本当に参考になりました

そもそも突っ張り棒の正しい取り付け方自体を知りませんでしたからね。

次からはちゃんと、伸ばしたパイプの細い方を最初に壁に当てて取り付けることと、取り付けた後に垂直かどうかを確認するようにするつもりです。

また、突っ張り棒を複数使うということだけでも私には新発見だったのですが、「突っ張り棒をあえて突っ張らない」には、もう参りました… という感想です。

ものは考えようですねぇ。

考えてみたら、壁にキズを付けない突っ張り棒は、今住んでいる賃貸マンションでは真っ先に活用したいグッズです。
早速突っ張り棒を付けられる壁と、そこの用途を考えてみたいと思います。




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