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『ESSE』の2019年10月号を読みました。
最近お気に入りの雑誌です。
今号の特集は、「人生最後の片づけ術」。
少しドキッとするタイトルですが、「もう二度と散らからない部屋になる!」を目指しているのだそうです。
その中で、非常に気になる記事がありました。
「今すぐ捨てられる〝即捨て〟一覧」というもので、このリストに載っているものは即処分しても大丈夫なんだとか。
捨ててもいいものか、つい迷ってしまう時には背中を押してくれそうです。
ぜひ参考にしてください。
目次
今すぐ捨てられる〝即捨て〟一覧
捨ててもいい、と断言できるモノは全部で5種類に分けられます。
- 使う気にならないもの
- 本来の役目を果たさないもの
- 期限が切れているもの
- 修理が必要なもの
- 適正量を超えているもの
ただ、この中でも「捨てやすいもの」と、そうでもないものは出てきそう。
自分がどんなものを溜めこみやすいかの参考にもなりますので、詳しく見てみましょう。
「使う気にならないもの」は即捨て!
趣味に合わないもの、使いにくいものなどが、このカテゴリのメインです。
ただ、「好みにぴったりでも、長い間使っていないもの」もここに入るのが難しいところ。
使っていなくても好きなものには違いなく、処分するにはためらいも出てくる可能性が高いですね。
使う気にならないものの例
家族が誰も食べないもの
ずっと履いていない靴
時代遅れの衣類
おまけのキーホルダーやマグネット
社名入りのボールペン
販促用の付箋やメモ帳
興味のないチラシ
おまけのおもちゃ
試供品
買った当初しか使わなかった便利グッズ
何年も使っていない健康器具
古くなって黄ばんだノート
ざっと眺めてみると、「おまけ」が多いですね。
なんとなく、で、もらってしまったものというか。
自分のものにしたという意識が弱いと、持っているという自覚もあまりないのかもしれません。
ただ、こういうものは愛着がない分、処分しようと思った時には迷わず捨てられるので楽なのも事実です。
もちろん、「もらわない」のが一番簡単なのは言うまでもないですね。
コンビニやスーパーで買い物をする時に、「おまけ付き」が目に入ってしまうのは止められないかもしれません。
が、その「おまけ」が本当に必要なのかどうか、考えてみる癖をつけたいところです。
私はわざわざコンビニをはしごしてまで、好きなキャラクターのおまけ付きのお茶を買いに行くこともありますので、あまり大きなことは言えないのですが…
「本来の役目を果たさないもの」は即捨て!
主に古くなって、機能が劣化したものがこのカテゴリに入ります。
捨てようと決めるのは難しくありません。
これを捨てられないのは、「まだ使えるかもしれない」、とか「捨てるのが面倒」という理由になるでしょう。
快適に使えなくなったものは処分する、思い切ってゴミ袋に入れてしまうという手段を使うと、スッキリ手放せると思います。
本来の役目を果たさないものの例
光沢のなくなったアルミ鍋
さびてしまった刃物
伝線したストッキング
服を買った時についている端切れ
古くなって伸びた輪ゴム
折れたクレヨン
出なくなったボンドやのり
べたついたテープ類
形の崩れたクリップ
インクの出ないペン
使う箇所がわからないネジ
フライパンやクリップなど、不燃ごみが多いかもしれません。
少なくともウチでは、不燃ごみはあまりひんぱんに出ないため、ゴミ袋がいっぱいになったら出そうと思いつつ、しばらく物入れに溜めておくことがほとんどです。
それでも結局、スカスカなまま出すことに…ゴミ袋がもったいない。
でも捨てないよりは捨てた方がいいんだから、と毎回自分に言い聞かせています。
「伝線したストッキング」を取っておきたくなるのは、針金ハンガーと組み合わせてすき間掃除に使おうとか、掃除機のノズルにつけてすき間に落としてしまった小さなものを引っ張り出そう、という小ワザが流行った時代があったからではないかと推測します。
今ではすき間掃除にはハンディモップを使った方が便利ですし、落とし物も別の方法で何とかなるでしょうから、わざわざ伝線したストッキングを保管しておく必要性は皆無ですよね。
こんな風に、冷静になって考えてみると、捨てやすいのがこのカテゴリのものです。
何に使うのかわからないパソコン周りのケーブルや、パソコン本体についてきたけれど使わないマウスなども、この際だから捨ててしまいましょう。
「期限が切れているもの」は即捨て!
代表的なものはやっぱり消費/賞味期限のある食料品。
ですが、普段あまり気にしないようなものにも、ちゃんと使用期限があることを自覚した方がいいですね。
…救急箱に入っている薬、大丈夫ですか?
買い置きの乾電池にも使用期限があります。
開封した後、使い切れずに放置している日用品と化粧品も要チェックです。
きちんとタイムリミットが記されているので、心を鬼にして捨てる! と決めれば捨てること自体の判断には迷いません。
また、表示がない品目でも、それが本来の役に立たない状態になっている場合は捨て時になります。
「劣化したもの」と考えればわかりやすいですね。
期限が切れているものの例
いつ開封したかわからないスプレー
消費期限切れの電池
消費期限切れの食品
使用期限の過ぎた薬
期限切れのクーポン
ゴムの伸びた下着
例えば市販の薬なら、箱に使用期限の記載がありますが、処方薬の場合はいつ使った薬なのかがわからなくなってしまう場合もあります。
しばらく飲んでいない薬や、どこの病院で処方されたか忘れてしまった薬などは、いっそ見つけ次第処分しましょう。
この中で、捨てるのに困るのが使いかけの化粧品やスプレーなどですね。
捨て方が解らないので、いつまでも放置しておくということもあると思います。
ネイルエナメルを含め、化粧品の場合は中身を使い古した布類に吸い込ませて、可燃物として処分するのが一般的です。
容器の方は住んでいる自治体によって違います。市町村のホームページや広報などを確認して正しく捨てましょう。
スプレー缶は、屋外で中身を出し切ってから、空になった缶をゴミに出します。
近所の迷惑にならないよう、そして可燃物の周りではスプレーしないなどの配慮が必要です。これが結構面倒なんですよね…
例の中で「役に立たない状態になった」とみなされるのが、ゴムの伸びた下着です。
他には吸水性の落ちたバスタオル、きっちり止まらなくなった髪留めといったところでしょうか。
このカテゴリには、使い慣れたものや、使おうと思えばまだ使えるものがたくさんありそうです。なかなか処分はしにくいですよね。
それに、モノを大切にする、とか愛着を持つという気持ちはとても大切だと思います。
けれども、「役に立たないもの」を使い続けることも地味にストレスになります。
今まで頑張って働いてくれたモノに「ありがとう」を言って、手放す勇気も必要です。
もしリメイクできるものならば、リメイクしてみるのもおすすめです。
「修理が必要なもの」は即捨て!
修理が必要、ということはつまり「壊れている」ということですね。
壊れているのに捨てられないというのは、ゴミ袋に入らない大きなものか、お気に入りのものが多いのではないでしょうか。
どちらにしても、他のカテゴリのものよりも手強い場合が多そうです。
修理が必要なものの例
ひびが入ったり、欠けたりした食器
骨が折れていたり、雨漏りのする傘
ソールがぼろぼろの靴
『ESSE』の記事ではこう書かれていましたが、あまり共感できませんでした。
洋服については、確かに後で手入れしようと思って放置していたことがあります。(結局、最終的にはそのまま処分しました。)
が、他の例だと間違いなく全部捨てます。
そういえば以前、サンダルの中敷きがソールから外れてしまったので、自分でボンドを使って修理を試みたことがありました。
それで簡単に直るだろうと思ったのですが、結局ダメだったんです。ボンドが悪かったのか何なのか、理由はわかりません。
その一件で、自分で補修するのも難しいものだなぁとつくづく思い知りまして、以後、壊れたものとは潔くお別れするきっかけになりました。
もし、「いつか直して、また使おう」と思っているものがあるなら、本当にそれを自分で「きれいに」「納得のいく形で」あるいは「元通りに」直せるのかどうか、を考えてみる方がいいかもしれません。
例にはあがっていませんでしたが、ガラス扉が割れたテレビ台や座面の破れたダイニングチェアなど、壊れた家具などもここに分類されると思います。粗大ごみ、ですね。
粗大ごみは普通のゴミに比べて捨てるのが難しいですが、思い切って予定を立てて捨ててしまいましょう。
いくつかあるのなら、「便利屋さん」に回収と処分を依頼するのも楽です。
私は引っ越しの時に、ベンリーさんにお願いして、ベッドやダイニングテーブル、古いテレビなどをまとめて処分してもらいました。
市町村での回収の場合、平日しか行っていないことがほとんどですから、平日に働いている人は利用しづらいんですよね。
日曜日にも受付けてもらえることもありますが、その際は自力で処分場に搬入しなくてはなりません。
自分の車を持っていて、それに載せられるならいいのですが、そうでなければまず車を借りてくることから始める必要があります。
考えただけで、面倒すぎる…
だから、ついつい処分を後回しにしてしまうという負の連鎖が発生しているのではないかと思うのです。
この悪循環を断ち切るには、業者さんに依頼するのが一番早いと思います。
「適正量を超えているもの」は即捨て!
レジ袋やコンビニでもらった割りばしなど、使う「こともある」ために、ついついため込んでしまうものです。
少々ならいいのですが、気がつけばなぜか増えすぎてしまっていることがしばしば。
こういうものも、意識して捨てるようにトレーニングしなければなりません。
適正量を超えているものの例
たまった割りばし
たまったレジ袋
使い切れない紙袋
「即捨て」の対象ではありませんが、洗剤やティッシュペーパーの予備を持ちすぎる傾向にある人も多いと思います。
自分にため込みグセがあることに気づいたら、しばらく買わないように心がけて在庫を減らしましょう。
洗剤もティッシュも、その他のものも、定期的にセールの対象になります。
在庫が減ってからセールで買い足せばいいのです。
もし、セールに間に合わずにプロパー価格で購入することになったとしても、よくよく考えればそれほど損をしているわけではないはずです。
誤差の範囲内だと自分に言い聞かせましょう。
長い目で見ると、貴重な空間をストック品でふさいでしまう方がよっぽど損です。
捨てるべきものリストを活用して、おうちをすっきりさせましょう
見つけたら即捨てるべきものをもう一度まとめます。
- 使う気にならないもの
- 本来の役目を果たさないもの
- 期限が切れているもの
- 修理が必要なもの
- 適正量を超えているもの
これらの5種類です。
このリストを参考にして、不要なものを処分し、すっきり快適に暮らしましょう!
ところで、あなたがこの5種類の中に該当するものを持っているとします。
捨てなくちゃ、と思っているのに、何となく捨てたくないな、という気持ちも起こりませんか?
それ、実は当たり前のことなんです。
なぜなら、脳は新しいことをしたくないから。
わざわざ物を捨てるより、どこかにしまい込んで忘れてしまう方が楽だからです。
詳しくはこちら→片づけを習慣にする方法を知ってますか?意志ではなく、脳を使いましょう
ですから、「捨てられない」ことに自己嫌悪を感じる必要はありません。
何かを捨てることができたら、「よくやった!」「自分にもできる!」とポジティブに自分を評価してあげてください。
私からもエールを贈ります。
不要なものを捨てられたあなたは偉い!
また一歩、素敵なおうちに近づいてて素敵!
投稿者プロフィール
- 当ブログ代表。
おうちを居心地よくするのが大好きなシングル。
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