5分でおうちをきれいに見せる!もう突然の来客にも慌てない、プロ直伝の特急掃除法

あらかじめ来客があるとわかっていれば、お掃除やお片付けも前もって済ませておくことができます。

が、忙しくて、準備が間に合わなかった! という場合もありますし、そもそも急な来客のこともあります。

運悪く(?)そんな状況に陥ってしまった時でも何とかなりそうなのが、今日のワザ。

『ESSE』2019.11月号に掲載されている、「タスカジさんに教わる! 来客前の特急5分リセット」です。

「タスカジさん」とは、家事代行マッチングサービス。ここに所属するカリスマハウスキーパーのミホさんが、プロの速攻お片付け術を解説しています。

プロの技、しかも所要時間5分って、これは学ぶしかないですね。
早速見てみましょう。

おうちをきれいに見せるには、来客の目線に立つのがコツ

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いくらプロでも、5分でおうちをまるごときれいにすることはできません。
重要なのは、

「来客の目線に立って、視線が行きがちな場所だけに絞れば、最短にして最大の効果が得られます」

ということです。

掃除しなくてもいいようなところに手をかけてはもったいない。
掃除すべき場所を絞り込み、そこをしっかりきれいにするわけですね。

これを知っているのと知らないのとでは大違いです。

5分リセットの3つの心得

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超短時間でおうちを整えるこのワザを使うには、覚えておきたいことがあります。
お掃除を効率化し、作業をスムーズに進めるために覚えておきましょう。

  • 「濡れたもの」と「乾いたもの」の使い分けが大事
  • 「しまう」と「整える」だけでゴチャつき感は解消
  • 「広い面」と「光る場所」をきれいにすれば、スッキリ感100倍

この3つが5分リセットの肝です。

それでは、内容をご説明しますね。

「濡れたもの」と「乾いたもの」の使い分けが大事

短時間でお掃除をするには二度手間は厳禁。
ホコリなどの乾いた汚れをいきなり水で濡らすと、余計に広がってしまうので逆効果です。
また、水滴が残って二度ぶきが必要になることもあります。

場所や汚れに応じた道具の使い分けが必要です。

「しまう」と「整える」だけでゴチャつき感は解消

ゴチャっとして見えるのは、モノが「本来ある場所」にしまわれていないという印象を与えるからです。
時間がなければ、散らかっているものは空いた部屋に移動させて隠してしまいましょう。
それ以外のものは、形や向きを揃えるだけでも印象が変わります。

でも、私が今住んでいる1LDKには空いた部屋がないですねぇ…
収納スペースを少し開けていざという時にモノを突っ込んでおけるようにするしかなさそうです。
日頃から片づけておけば、そんな必要もないんですけどね。

「広い面」と「光る場所」をきれいにすれば、スッキリ感100倍

来客が無意識にチェックするのが「広い面」と「光る場所」なんだそうです。

具体的には床、ダイニングテーブル、ソファ
そして水回りのガラスや金属のものが該当します。

私は洗面台にマイクロファイバーのクロスを出していて、気がついたときに鏡と水栓を拭くようにしていますが、これは効果大ですよ!
水回りがぴかぴかしていると気分がいいですからね。

キッチンの水栓や、レンジのドアもちょっと拭けばかなり違います。

それに比べて、「広い面」に当たるところは、普段モノを置きっぱなしにしやすいところ。
これは「急いで別の部屋に隠してしまう」のが唯一の解決策でしょうか。

プロおすすめの「リセットグッズ」

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash

さて、この5分リセットで使うグッズはどんなものでしょうか?
プロ仕様のものがあるのかな?

と思いきや、私が普段から愛用しているものばかり。
つまり、誰にでも手に入れやすいアイテムです。
これは嬉しいですね。

  • ハンディモップ
  • フロアモップ
  • ウェットダスター
  • アルコールスプレー
  • マイクロファイバークロス

以上が「5分リセット」に必要なグッズです。

ウェットダスターは、ウェットタイプのティッシュや使い捨てシートのことです。

もちろん、普段のお掃除にもガンガン使うでしょうから、すぐに手に取れるところに常備しておくのがいいですね。

「5分リセット」のタイムテーブル

Photo by Veri Ivanova on Unsplash

0:00 スタート!

リビング→窓・ドアを開けて換気

意外かもしれませんが、まずは換気からです。
空気のよどみと、住んでいる人には気づかないうちに充満しているニオイを取るために、換気はマスト。

風の通り道を作り、新鮮な空気を取り込みつつ室内の空気を循環させます。
換気扇も併用するとより効果があるとのこと。

私の今住んでいるマンションには、北側に窓がありません。
窓を開けていても、あまり空気が循環していないように思います。
空気の通り道を作るなら、玄関ドアを少し開ける必要がありますね。
ドアストッパーをひとつ調達することを検討します。

開始後 0:30~

トイレ→塩素系洗剤を便器のくぼみと縁に回しかけて掃除

便器の輪ジミとニオイを取るためです。
コツは、洗剤をかけた後、他の部屋の掃除を先に進めること。
数分置いてからこすって洗い流します。

この時、金属製のペーパーホルダーやタオルホルダーのくもりをマイクロファイバーのクロスで磨いておきましょう。

開始後 1:00~

リビング→散らかっているものを別室に移動

日用品や子供のおもちゃなどを、ひとまず大きなかごや紙袋などに放り込み、別室に移動させます。
根本的に片付くわけではありませんが、急いでいるならこれだけで充分ですよね。

できれば、お客様がお帰りになった後、移動させていたものを本来の位置に戻すとベターだと思います。

開始後 2:00~

リビング→視線の集まるところのホコリを払う

来客の視線が集まりやすいのは、「目の高さから下のエリア」です。
中でも、厚みのある部分にホコリがあると、〝汚れている〟という印象を受けるのだとか。

具体的には、テレビの上部や置時計の上。
そういえば、昔のドラマでは、お姑さんが障子の桟に指を滑らせてホコリをチェックするシーンが定番だったような気がします。
あれも、「目の高さから下」で「厚みがある」部分ですね。

それはさておき、使う道具はハンディモップです。

特にテレビは、こまめに掃除をしていても、静電気でホコリを吸い付けやすい家電の上、黒くてホコリが目立ちやすいので、忘れずに掃除しましょう。

また、同じく目につきやすい場所としては、ダイニングテーブルがあります。
ここはアルコールスプレーを直接吹きかけて、ペーパータオルでさっと拭き取りましょう。

すぐに乾くので二度拭きは不要です。
それに、殺菌作用があるのも安心ポイントですね。

もし余裕があれば、ウェットティッシュで視線の高さの壁もひと拭きするのがおすすめです。

飲み物や食べ物が飛び散って固まった汚れがあるかもしれません。
ウェットティッシュで少しふやかしてから、軽く叩くように拭いて落としましょう。

開始後 2:30~

リビング→フロアモップで床掃除

急いでいるからといって、掃除機を掛けるとホコリが舞ってしまいます。
すぐに来客があるときには避けるのが無難です。

そこで、フロアモップを使って軽く拭き掃除をします。

ごしごしこすらず、軽く力を掛けて滑らせるほうが汚れを吸着しやすいそうです。
かと言って、勢いよくモップを掛けず、そっと丁寧に、を心掛けてください。

シートに吸着しきれないゴミがあったら、部屋の隅の一か所に集めます。
そして、まとめたゴミを掃除機で吸い取ればOK。

私は現在、掃除機を持っていませんので、ゴミをまとめたら、ウェットティッシュで絡めて始末するようにしています。

開始後 3:30~

洗面所→ハンドソープ以外はしまってティッシュで拭く

歯みがき道具や洗顔フォームなどが表に出ていたら、見えない場所に隠しましょう。
出しておくのは来客が使う(かもしれない)ものだけにします。

洗面台のシンク周りの水滴を、ティッシュやマイクロファイバークロスで拭き取ります。
ホテルのような感じが理想です。

以前住んでいた3LDKのマンションでは、洗面所の収納スペースは3面鏡の内側にありましたが、今の住まいではオープンスペース…
全部を隠してしまったら、それはそれで物足りない感が出ることは間違いありません。
そこをどうするかは、私の今後の課題にしたいと思います。

ちなみに、以前は洗面台そのものも大きかったので、日常的に絵や小物を飾っていました。
洗面所がおしゃれだと、案外テンションが上がるものです。
お客さんが来なくても、きれいにしておきたいのですが…

さて、もし余裕があれば「ペーパータオルと紙コップをセットする」というおもてなしをしてみてはいかがでしょうか。

個人的には、お宅を訪ねるほどの仲ならそれほど気にしませんが、きちんと整った洗面所でも、よそのお宅のタオルやコップなどを使うのに抵抗があるという人もいるかもしれません。
使い捨てのものが用意されていたら、気兼ねなく使っていただけるでしょう。

開始後 4:00~

洗面所→鏡をマイクロファイバークロスで拭く

洗面所の鏡は、普段からピカピカにしておきたいところNo.1です。
大きいので目に入りやすいですし、ここ(と水栓)がきれいだと洗面所自体が一層清潔に見えるんですよね。

ちょっと大変だと感じるかもしれませんが、洗面所の鏡の汚れは水垢や手あか。油性ではないので、マイクロファイバークロスで水拭きするだけで、意外と簡単に落ちるものです。

ここで、プロ直伝の技がありました。

洗面所の鏡を拭く時は、両手でクロスを鏡に押し付けるようにすると効率よし◎

接着面が大きくなり、拭き跡も残りにくくなるのだそう。

確かに、マイクロファイバークロスを使っても、繊維状の拭き跡が残ることってありますね。
それを防止できるなら嬉しいな。
今度早速やってみます。

さらにもうひとつ、試してみたいのが、整った印象を与えるタオルの掛け方。

「タオルの端を見せず、折り目を手前に向けて掛けるとホテルのように整った雰囲気になる」とのことなので、是非やってみたいのですが…

画像を見ても、今ひとつ言わんとすることがわかりませんでした。

つまり、二つ折りにして端を重ねた側を鏡に向けるように掛けるという解釈でいいんですかね~。

「もしくは縦に三つ折りすれば、さらにスッキリした見た目に」とも書いてありましたので、わからなかったら三つ折りにして掛けるようにしたいと思います。

開始後 4:30~

玄関→たたきのホコリをティッシュで拭く

これ、つい水を打ったり、濡れた雑巾で拭きたくなる場所だと思うんです。
ですが、その掃除方法が正しいのは時間のあるときだけ。
今回は、ぐっとこらえましょう。
なぜなら、土ぼこりが水分を吸って、汚れを広げてしまう可能性が高いからです。

乾いたティッシュでホコリや髪の毛などのゴミを集めるように拭き、最後に取り除くのがベスト。
ウェットシートや掃除機も使わないでくださいね。

この時、余分な靴が出ているようなら全部靴箱にしまっておきましょう。

お疲れさまでした。
これで「5分」です。
洗剤を掛けておいたトイレの掃除を終わらせることもお忘れなく。

慣れないうちは、まだ時間がかかるでしょうが、段々手際が良くなってくるとテキパキこなせると思います。
もし、倍の時間がかかったとしても10分だけ!
たった10分で大体の掃除ができるなんて、来客バンザイです。

私はこのほかにも、

玄関でお香を焚いておく、
エッセンシャルオイル垂らしたアロマストーンを隅っこに置いておく

または

洗面所にオーデコロンを吹いておく

ということもしておきます。

香りが残りすぎるのもオーバーなので、雰囲気程度に、ですね。
ここまで来たら、お客様を迎える気持ちもいい感じに高まりますよ。

家はもちろん、気持ちまでスッキリさせる5分リセット術を活用しましょう

Photo by Gautam Arora on Unsplash

5分でお客様を迎える状態にできるのですから、試してみない手はないですね。

実際のお客様が来るときに、ぶっつけ本番でやってみるのもいいですが、できれば一度シミュレーションのような気持ちで一通りの手順を済ませてみるのはいかがでしょうか。

ここはモデルケースより少し時間がかかる、ですとか、この箇所は普段から掃除をしているからあまり手を掛けなくても大丈夫、など、それぞれのおうちによって少しずつ違ってくると思います。
それを把握するのも大切ですよね。

では、もう一度おさらいします。

特急掃除法・「5分リセット」手順
  1. リビング→窓・ドアを開けて換気
  2. トイレ→塩素系洗剤を便器のくぼみと縁に回しかけて掃除
  3. リビング→散らかっているものを別室に移動
  4. リビング→視線の集まるところのホコリを払う
  5. リビング→フロアモップで床掃除
  6. 洗面所→ハンドソープ以外はしまってティッシュで拭く
  7. 洗面所→鏡をマイクロファイバークロスで拭く
  8. 玄関→たたきのホコリをティッシュで拭く

以上です。




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