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自然災害の多い国、日本。
世界で起きるマグニチュード6以上の地震の、約20%は日本で起きています。
また、近年は毎年のように水害が起こっているのも心配なところです。
そんな災害大国だからこそ、防災グッズを準備している方も多いと思います。
しかし、いざという時には準備しておいた防災グッズだけでは足りない事も。
忘れがちな必需品、もしもの時にあったら便利な防災グッズをまとめてみましたので、現在のご家庭の備品と合わせて確認してみてください。
- いざというときに忘れてしまいがちな必需品
- あったら便利な防災グッズ
- 女性ならではの防災グッズ
- 市販の防災グッズの中身例
- 家に備えておきたい、進化系防災グッズ
今回は食糧や飲料以外の備品をご紹介しています。
食品ストックについては別の記事をご覧ください。
目次
災害発生! いざという際に忘れてしまいがちな必需品
まず一番最初に、「普段はすぐに手に取ることができるから、かえってつい忘れてしまいがちな必需品」をご紹介します。
「防災グッズって、何から揃えたらいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、まず「普段何げなく使っているもの」の中から選んでみるのも方法です。
メモ帳、筆記用具
さまざまなものがデジタル化されている世の中で、紙にペンや鉛筆で文字を書くという機会は減ってきているかもしれません。
私も、スマホのメモ帳をよく利用していますし、メモ替わりに写真に撮って記録したりという事も多いです。
しかし、もしもの時には通信障害や停電により、スマホやタブレット端末が使用出来なくなる可能性もあります。
そこで、メモ帳や筆記用具を用意しておきましょう。
家族や友人の安否確認のためにメッセージを残しておいたり、大切な情報をメモしたりという場面に役立つのではないでしょうか。
家族や友人の写真
写真はデータで保存することが多くなりました。
コンビニなどで簡単にプリントできるとはいえ、何か理由がない限りは、撮影したままということも多いはず。
ですが、数枚は現像しておくことをおすすめします。
そして、手帳やお財布に挟んでおいたり、持ち出し用バッグに入れておきましょう。
救出時の手掛かりになる可能性があるからです。
(予備の)メガネ
普段コンタクトレンズをつけている方は、忘れずに用意が必要といえます。
災害時には水道などのライフラインが止まり、手指をきれいに洗う事がむずかしくなると考えられます。
コンタクトレンズの装着時に、衛生面の心配がでてくるわけです。
日本コンタクトレンズ協会からも、「水道水の使用ができない場合は、コンタクトレンズの使用を原則として中止する」よう呼びかけがされています。
そのため、ライフラインの復旧まではメガネで過ごす事になる可能性が高いです。
夜中寝ている時に災害が起こった場合を想定すると、枕元に置いておくよう習慣づけるか、予備のメガネを持ち出し用バッグに準備しておくと安心です。
現 金
昨今、キャッシュレス決済が広がりを見せています。
実際私も、現金払いのみのお店は、なるべく行かないようになりました。
持ち歩く現金もかなり減りました。
しかし、停電してしまうと電子決済はもちろん、ATMも利用できなくなります。
そこで、数日分の生活費程度は用意しておくと安心です。
1000円札、500円硬貨、100円硬貨、10円硬貨があると良いでしょう。
10円硬貨は、公衆電話を利用する際にも使えますね。
あわせて、テレホンカードをお持ちの方は一緒に用意しておくとベターです。
多少とはいえ、現金の節約にもつながるかもしれません。
日頃服用している薬
処方薬、市販薬を問わず、日頃から薬を飲んでいる方は、最低でも3日分を目安に用意しておきましょう。
大災害の場合を考えると、7日分の準備が望ましいです。
また、災害時には普段よりストレスがかかる場合があります。
体調を崩しやすくなる可能性も高いので、風邪薬や整腸剤なども用意しておくと安心です。
薬の飲み合わせに関しては、薬剤師さんや登録販売者さんに確認しておきましょう。
大規模災害の場合は、避難所に薬剤師さんが巡回して下さるケースがあるとか。
「おくすり手帳」を持っていれば、処方箋を出してもらえることもあるようです。
「おくすり手帳」は、いざという時に持ち出す品物のリストに入れても良さそうですね。
あったら意外と便利な防災グッズ
厳密に言えば「防災グッズ」ではないのですが、非常時に持っていると何かと役立つ品々です。
ビニール袋、ポリ袋
袋はとにかく万能です。
特に、非常時に覚えておきたいのが、怪我人の止血をする際、手袋代わりに手にはめれば、感染症予防になるということ。
災害に遭った時は、身近で負傷者が発生しやすいものです。
ケガの手当てをする必要に迫られる場合もあるでしょう。
そんな時は、このことを思い出して下さい。
新品のポリ袋があれば、食品を入れるにも安心ですし、食品用ラップの代わりにお皿等にかぶせれば、洗い物を減らす事が可能です。
大きめのポリ袋は、ハサミで切り開いて雨よけや防寒に使えるでしょう。
耳栓、アイマスク等
避難所で生活をする場合にはあると便利です。
不安な状況の中、かつ生活環境が変わることで、日頃は眠りに問題を抱えていない人でも、なかなか眠れなくなる可能性が出てきます。
そんな場合にこそしっかり休息を取れるように、耳栓やアイマスク等リラックスグッズの用意があると役立つことでしょう。
私はアイマスクと併せて、お気に入りの香りのホットアイマスクを用意しています。
ソーラー充電式モバイルバッテリー
ケーブルを電源に繋いで充電するタイプの、一般的なモバイルバッテリーは用意している方も多いと思いでしょう。
ただ、ライフラインの復帰が遅れて何日も電気が使えない状況が続いたとしたら、一般的な充電式のモバイルバッテリーだと電池切れになる可能性があります。
貴重な情報源にもなるスマホが使えないのは致命的です。
そんな時にソーラー充電式のモバイルバッテリーがあると、停電が長引いたとしても、太陽光さえあればスマホの充電が可能になります。
ソーラー充電式のモバイルバッテリーを選ぶ際にチェックしたい項目を挙げてみました。
- できるだけ大容量のもの。
- フル充電の状態を保ったまま保管できること
- (必要なら)2台同時に充電が可能なこと
- 色々な機種に対応していること
- 本体サイズが大きすぎないこと
この条件を
満たした中で、良さそうだったのがコレです。
『家庭画報』さんの通販サイトで扱っているのを見つけました。
ちょっぴりおハイソなイメージの雑誌ですから、安かろう悪かろうな商品ではないでしょう、と勝手に期待しています。
女性だからこそ用意したい防災グッズ
災害が発生し、避難所生活を余儀なくされる場合、女性には心身ともに大きなストレスがかかります。
少しでも安心して生活が送れるように、女性におすすめのストック品や防災グッズをご紹介します。
生理用品
トイレットペーパーやキッチンペーパー、清潔なタオルでも代用は可能ですが、量の多い日などはそれだけでは足りない場合も考えられます。
また、ストレスの影響でいつもとは周期が狂ってしまい、突然始まってしまうというケースもあるようです。
さらに心配なのが、トイレットペーパー同様、非常時には売り切れて手に入らなくなる可能性のある品だということ。
少し多めに用意しておくのを忘れないようにしたいですね。
「一度、いつもより多く買ってストックし、使った分を補充する」というローリングストックの方法を使うとよさそうです。
鏡やスキンケア用品など
非常時とはいっても、多少の身だしなみは気になるのではないでしょうか。
そこで、鏡、ヘアゴム、ヘアピン、リップクリーム、スキンケア用品、必要な方はアイブロウなどの最低限のメイク道具を、ポーチにひとまとめにして用意しておくと良いですね。
スキンケア用品は、普段使っているものを多めにストックしておいたり、オールインワンジェルを用意しておくのもおすすめします。
こういうセットをひとつ作っておけば、スポーツジムや日帰り温泉に行くときなどにも、すぐに持ち出せるので便利ですよ。
カップ付きのインナー
人目が気になる共用の空間で衣類を干す際に、カップ付きのインナーなら男性の目が気になりにくいのではないでしょうか。
実際に、東日本大震災の後から、カップ付きインナーを使用される方が増えたという話を聞いたことがあります。
肩ひもの食い込みが少ないのが気に入って、私も普段から愛用中です。
何かと窮屈な避難所での生活には必要なアイテムだろうと感じています。
防犯ブザー、催涙スプレー
避難所では、不特定多数の人との生活を余儀なくされます。
多くの人が貴重品を持ち出しているため、そこを狙う犯罪者もいないとは限りません。
また、一時帰宅の際には、空き巣と鉢合わせる場合もあるそうです。
自分の身は自分で守るために、護身用のグッズを身に付けて行動しましょう。
防犯ブザーは、建物に閉じ込められてしまった場合に、自分の居場所を知らせることにも使えます。
知っておきたい、市販の防災セットの中身
ちまちまと防災グッズを用意しなくても、セットを購入すれば良いのでは?
そう思われる方も多いかもしれません。
では実際にどんな物が入っているのか見てみましょう。
「防災セット」があれば大丈夫! と納得できる中身でしょうか?
防災セットの内容一覧
- 飲料水500ml×3本
- アルファ米×3袋
- 長期保存クッキー
- ラジオ付きライト
- エアーマット
- アルミ温熱シート
- レジャーシート
- レインコート
- 軍手
- ロープ
- ホイッスル
- マスク
- 救急セット
- 体拭きシート
- 水のいらないシャンプー
- はみがきシート
- 非常用トイレセット
- 圧縮袋
上記の内容は一例です。
メーカーによってさまざまな内容のセットがあります。
個人的な感想ですが、これ「だけ」でいいのかといわれると、そうではなさそうだと感じます。
セットにプラスして、今まで挙げてきた品目を用意しておけば安心ですね。
家に備えておきたい、進化系防災グッズ
さて、ここまでは、主に日常的に使っているものを、非常時に「持ち出す」ことを忘れないようにしようという趣旨でした。
ですが、万が一に備えて、家に備えておいた方がいい防災グッズもありますので、ご紹介しますね。
びっくりするくらい進化を遂げているんですよ。
驚きの薄さ!折りたたみヘルメット
ヘルメットといえば防災グッズの定番ですが、最近では折りたたみ式の物が多く販売されています。
これなら普段の収納時にも場所を取らず、備蓄にぴったりです。
今まで収納場所が少なく、1個しかストックができなかったような場所でも、2個3個と置けるので、人数の多いご家庭にはおすすめです。
インテリアに馴染む消火器
おしゃれでシンプルなデザインの消火器です。
お馴染みの真っ赤な消火器もパッと目を引くので良いですが、お家にはこんなモノトーンカラーのものの方がインテリアの邪魔にならないかもしれませんね。
また、私は知らなかったのですが、最近では「新築祝い」に消火器を贈ることもあり、案外喜ばれているのだとか。
昔は「新居で使うことを想定して贈る」のが「新築祝い」という認識だったので、「消火器」を使う事態にならないよう、避けるものとされていました。
私も、そういう認識でいたのですが、現在では「自分ではなかなか買わないものだから、いただけるのなら嬉しい」と考える方が増えているようです。
確かに、それも一理あります。
事前に贈り先との確認ができているのなら、喜ばれる贈り物なのかもしれません。
キティちゃんの消火器もあります。可愛い物がお好きな方はこちらをどうぞ。
投げて消火!投てき消火用具
消火器を用意しておくのも安心ですが、実際に燃える炎を目の前にして、正しく使えるか心配、という方もいらっしゃると思います。
そういった場合には、炎に投げ入れるだけで消火できるものもおすすめです。
「消える魔球」というネーミングも面白いですね。
折りたたみできるソーラー充電式ライト
軽くて可愛いコンパクトライト。
ソーラー充電式で電池が必要ないのが便利ですね。折りたたみ式で持ち運びも簡単です。
キャンプや登山など普段のアウトドアレジャーにも便利に使えそうなのもいいところ。
災害には普段からの備えが大切!見落としていたアイテムはありませんでしたか?
もしも、は明日くるかもしれません。
いざというとき、冷静な判断や行動ができるように、日頃からしっかりと備えておきたいですね。
普段は何でも手に入る便利な世の中だからこそ、うっかり見落としてしまう物があるかもしれません。
ここでもう一度、「市販の防災セット」には入っていないけれど、いざという時には必ず役に立つものを確認しておきましょう。
まずは、忘れてしまいがちな必需品”
- メモ帳、筆記用具
- 現金
- 日頃服用している薬
次に、あったらきっと役に立つ便利なアイテム
- ビニール袋、ポリ袋
- ソーラー充電式バッテリー
- 耳栓、アイマスク等
必ずしも必要ではないけれど、準備しておくといい女性ならではの防災グッズ
- 身だしなみセット
- カップ付きインナー
- 生理用品
- 防犯ブザー、催涙スプレー
持ち出し品が多くなり過ぎてもかえって不便ですので、要不要を見極める事も大切です。
また、できれば自宅用に用意しておきたい防災用品も知っておいて下さい。
- ヘルメット(家族の人数分。折りたたみ式が便利!)
- 住宅用消火器(インテリアの邪魔にならないデザインのものもあります!)
- ソーラー充電式ライト(アウトドアレジャーにもぴったり!)
「時間のある時に用意しよう。いつかやろう」と、思いつつ後回しになってしまいがちな防災アイテムの用意。
使わないに越したことはありませんが、やはり備えあれば憂いなしというものです。
自分や家族にとって、なくては困るものを、まず最優先に準備しておきましょう。
投稿者プロフィール
- 当ブログ代表。
おうちを居心地よくするのが大好きなシングル。
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